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ユーザー要望にも親身に応える

短い納期がウリの秋葉原BTO! “SEVEN”の実態に迫る

2019年06月14日 15時00分更新

文● 宮崎真一

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“中の人”もなかなかのゲーマー!?
ゆえにユーザー目線で対応も丁寧

──ちなみにお二人はゲームをプレイされていますか?

中嶋氏「昔はリネージュIIにハマりましたね。そのあとは、AIONやAVA、WoTなどは睡眠時間を削って頑張りましたね。あと、PUBG、モンスターハンター、LoLなどいろいろなゲームをプレイしています」

西川氏「昔はCivilizationをプレイしていましたね」

中嶋氏「ただ、最近はプレイするよりTwitchでゲーム実況を見ることが多いですね」

──ゲーム実況のコメントでハードウェアに関するリスナーのコメントなども、弊社の製品にトレンドとして反映することもあるのですか?

中嶋氏「そうですね。何のゲームが流行っているか、それに対してユーザーさんがどのようなスペックを要望しているのかの指標になりますね。最近ですと、『Apex Legends』に関する相談がすごく多いですね」

──そういった相談を受けた際、どのような返答をされるのですか?

中嶋氏「まずはゲームメーカーの推奨環境のスペックをお教えします。そのうえで、選択肢として弊社の製品を提示して、ユーザーさんに選んでいただきますね」

──かなりユーザーさんへ親身になって相談を受けてますね。

中嶋氏:そう言っていただけるとありがたいです。

BTO用にストックされているパーツ。西川氏の話では、現在はRTX 2070の人気が高いという

──ユーザーさんの年齢層はどのあたりが多いですか?

西川氏「購入後のアンケートを見ると、30代から50代がまんべんなく多いですね。ゲームのクーポンでアンケートを取ると、8割ぐらい20代です」

──若者向けの施策とかありますか?

西川氏「1つは、12か月までは金利無料の分割払いですね」

中嶋氏「あと、若い方向けにインテリアとして光り方をカスタムできるARGBモデルを用意してました。実際販売してみると、幅広い方々から選択いただけたことは意外でした」

──女性向けの施策はどうですか?

西川氏「一度、外観がピンクのPCを販売しましたが、即完売しましたね。弊社のデザイナーは女性なのですが、このピンクのPCは非常に好評でした」

──BTOはすべてこちらの事務所で組み込みをされているようですが、納期はどの程度なのでしょうか?

西川氏「午前中に入金していただければ、6時間で組み立てて、6時間実動チェックを行い、その後出荷していますね。もちろん、ものによってはさらに実動チェックに時間を掛ける場合もあります」

中嶋氏「納期ですがWebサイトにも表記していますが、入金確認後、5営業日としています」

西川氏「以前、納期の平均を出したことがあるのですが1.42日でした」

──1.42日ってすごい早いですね。

中嶋氏「もちろん、すべてがこの期日で届くことを保証するわけではなく、納期短縮に努めた結果1.42日となりました。あと、あくまでも入金を確認してからの期日なので、そこだけは誤解ないようにしていただければと思います」

──実動チェックですが、パーツごとに行っているのですか?

西川氏「納入されたメモリモジュールは、弊社でまず24時間テストを行ったうえで、問題がなければ製品に組み込んで出荷しています」

──初期不良が出ることもあると思いますが、その要因は主に何でしょうか?

西川氏「やはり輸送中の揺れですね」

中嶋氏「この揺れへの対策は課題だと認識しています。現在ですが、変わった固定方法のカードステイを調達しまして、社内でテストをしているところです」

取材日当日も、裏ではメモリモジュールの連続稼働テストが行われていた

──御社ならでは、何かウリみたいなものはありますか?ここに注目して欲しいみたいなところなどあればお聞かせください。

中嶋氏「簡易水冷クーラーやCPUクーラーなど、弊社が取り扱ってないパーツでも、お客様から相談をお受けすれば、そのパーツを取り寄せてPCに組み込んだりもしています。もちろん、調達が難しかったり、PCケースに干渉したりする場合はお断りしますが、よほど変な際物のパーツでもない限り、お客様からの要望に対して、一言目で『やってません』と返事をしないようにしています」

──最近ではどのような要望がありましたか?

西川氏「そうですね、DisplayPortとHDMIの変換コネクターやHDMIケーブルを付けて欲しいとかありますね」

中嶋氏「たまに、簡易水冷のラジエーターのファンとケースファンを入れ替えて欲しいという指定がありますね。弊社のWebサイトで、BTOのカスタマイズを進めていくと、最後に要望を書くことができるフリースペースがあるので、プルダウンに用意されていないパーツであっても、要望があればそこに書いていただければご相談させていただきます。HDDやSSDをもっと増やしたい場合や、パーツのメーカーを指定したい場合などでも、そのスペースを活用していただければと思います」

──まるでオーダーメイドのようですね。

中嶋氏「オーダーメイドというほどではないんですが、ユーザーさんの要望に柔軟な対応をさせていただいてます。ただ、内容によっては納期やコストを要する場合があるので、そこはご了承ください」

──今日はありがとうございました。

 今回のインタビューを通して、かなりユーザーに親身に対応している印象を受けた。ユーザーの要望に対して、しっかりその都度応じているのはかなり好印象だ。また、納期の短さやトレンドをしっかりとBTOに反映させていく姿勢にも注目に値する。PCの購入を検討しているのであれば、パソコンショップSEVENを一度訪れてみてはいかがだろうか。

(提供:セブンアール)

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