手軽に自然なボケ味を楽しめるカメラも魅力
アウトカメラは1200万画素+500万画素のデュアルカメラで、1200万画素カメラがメインカメラとして機能し、500万画素カメラは深度測定用に使われる。「ポートレート」をオンにすると、背景をぼかして主要被写体を際立たせる写真を撮ることができる。人物撮影だけではなく、物の撮影にも応用でき、使い勝手は良いと思った。
アウトカメラは13の被写体・シーンを認識する「AIシーン分析機能」も備えており、「Auto」撮影時に有効になる。その分析結果によってもデュアルカメラによる深度測定が行なわれるようで、花に近づいて撮ると、後方に自然なボケ味が得られた。
ノッチに搭載されたインカメラの有効画素数は1300万画素。シングルレンズながら、「ポートレート」で撮ると背景がぼけて、自分が際立つセルフィーが撮れる。「美人エフェクト」という機能で、肌を明るくきれいに補正することも可能。なお、エフェクトのレベルを「高」にしても、不自然な補正にはならなかった。自撮りをすることが多い女性も満足できるのはないかと思う。
【まとめ】これから格安SIMデビューする人には最適!
ピュアAndroidを採用したためか、従来のZenFoneに比べると個性が乏しくなったようにも思えるZenFone Max Pro(M2)。しかし、見た目も、手にした印象も、操作した感触も、すべて悪くないのだ。多くの人が、ストレスや不満を感じることなく、すんなり使いこなせるのではないだろうか。
ZenFone Max Pro(M2)の魅力をあらためて整理すると……
- 5000mAhの大容量バッテリー
- ミドルハイクラスなのに3万円台というコスパ
- 見やすい大画面とシンプルな操作性
- 自然なボケ味を楽しめるカメラ
- 3万円台とは思えない高級感のあるデザイン
といったところ。正直、これだけ揃っていたら「買い」でしょう。とくに、これから格安SIMへの乗り換えを考えているSIMフリービギナーにオススメしたい。
| ZenFone Max Pro(M2) | ZenFone Max(M2)※参考 | |
|---|---|---|
| メーカー | ASUS | |
| 価格(税抜) | 3万5500円 | 2万6500円 |
| ディスプレー | 6.3型IPS液晶(19:9) | |
| 画面解像度 | 1080×2280ドット | 720×1520ドット |
| サイズ | 75.5×157.9×8.5mm | 76.3×158.4×7.7mm |
| 重量 | 175g | 160g |
| CPU | Snapdragon 660 1.95GHz (オクタコア) |
Snapdragon 632 1.8GHz (オクタコア) |
| 内蔵メモリー | 4GB | |
| 内蔵ストレージ | 64GB | 32GB |
| 外部メモリー | microSDXC(最大2TB) | |
| OS | Android 8.1 | |
| LTE対応バンド | 1/2/3/4/5/7/8/12 /17/18/19/28/38/41 |
1/2/3/4/5/7/8/12 /17/18/19/26/28/38/41 |
| 3G対応バンド | 1/2/4/5/6/8/19 | |
| DSDS | ○(DSDV) | |
| CA対応 | ○(2CC) | |
| VoLTE | ○(ドコモ、au、Y!mobile) | |
| 無線LAN | IEEE802.11n(2.4GHz対応) | |
| カメラ画素数 | アウト:12メガ +5メガ(深度測定) /イン:13メガ |
アウト:13メガ +2メガ(深度測定) /イン:8メガ |
| バッテリー容量 | 5000mAh | 4000mAh |
| 防水/防塵 | ×/× | |
| 生体認証 | ○(指紋、顔) | |
| SIM形状 | nanoSIM×2 | |
| USB端子 | microUSB | |
| カラバリ | コズミックチタニウム、ミッドナイトブルー | メテオシルバー、ミッドナイトブラック、スペースブルー |
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