知名度が極端に低い
USB 3.2での呼称
このあたりまでがUSB 3.2の概略であるが、もともとUSBは3.1になった時に少し混乱が生じた。というのはUSB 3.0をUSB 3.1 Gen 1と言い始めたからであるが、これがUSB 3.2になって当然助長されることになった。
表にこれをまとめが、そもそもUSB 3.0の時には1種類しかなく、これをSuperSpeed USBと称していた。ところがUSB 3.1でSuperSpeed USB Plusなる名称が追加された。
| USBの規格 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 仕様書上での名称 | USB 3.1における名称 | USB 3.0における名称 | 実効転送速度 | マーケティング名 | ||
| USB 3.2 Gen 1 | USB 3.1 Gen1 | USB 3.0 | 5Gbps | SuperSpeed USB | ||
| USB 3.2 Gen 2 | USB 3.1 Gen2 | N/A | 10Gbps | SuperSpeed USB Plus SuperSpeed USB 10Gbps |
||
| USB 3.2 Gen 1×2 | N/A | N/A | 10Gbps | |||
| USB 3.2 Gen 2×2 | N/A | N/A | 20Gbps | SuperSpeed USB 20Gbps | ||
USB 3.2では、信号速度そのものは5Gbps(Gen 1)と10Gbps(Gen 2)だが、2レーンオペレーションでは“×2”を付けることとなり、Gen 1/Gen 2/Gen 1×2/Gen 2×2という4種類の動作モードが生まれることになった。
ただこのGen 1×2という動作は、仕様上では間違いなくサポートされているのだが、実際にこれをどれだけのホストやハブ、デバイスが利用するのかは定かではない。それもあってかGen 1×2は無視されており、従来のSuperSpeed USB PlusはSuperSpeed USB 10Gbpsと改称され、新たにGen 2×2モードをSuperSpeed USB 20Gbpsとすることが決まった。
この名称変更は2018年10月に行なわれたのだが、USB-IFのメンバーには通知されたものの、プレスリリースなどは出しておらず、それもあって知名度は極端に低かった。
それもあって今年2月のMWCではわざわざ記者説明会を開催して、この名前の周知に努めるという騒ぎになった。実際筆者もこの記者説明会の話を聞いて、初めてこんな名称変更があったことを知った。
果たしてこれがわかりやすいのかと聞かれると、やや「?」ではあるのだが、これは今後の課題であり、ベンダーがどこまでこれをアピールするか次第だろう。
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