学生の意識を変えて業界就職率のアップにつなげる
学生の成長を実感する場が、外部向けのイベントだ。ECCコンピュータ専門学校では年に二回、学生が作った作品をゲーム会社の社員に見てもらう発表会を開催している。昨年の冬には1年生の発表会に約70社、200人近い関係者を招いた。「発表会では、学生が作ったゲームをゲーム会社の社員にプレイしてもらいフィードバックをもらいますが、そのときは『これ本当に1年生が作ったの?』という声を多くいただきました。もちろん授業のカリキュラムに力を入れていることもありますが、ハード面の環境を整備できたことで、学習効率が良くなったと感じます」と宇佐見さんは話す。
ECCコンピュータ専門学校は、卒業生がゲーム業界に入社する業界就職率の高さにこだわっている。「現在の就職戦線は売り手市場で人手不足と言われていますが、ゲーム業界が求める人材のハードルは下がらないので、採用してもらえる学生を学校が育てないといけません。本校では就職率だけでなくゲーム業界への就職率を重要視しており、現在は業界を知る人から『そんなに高いの?』と驚かれるほどの業界就職率を誇っております」(宇佐見さん)。
業界就職率アップするために、ECCコンピュータ専門学校では、さまざまな施策を打っている。その一環として行なっているのが、ひとり一台のノートPC支給だ。始めてからは、学生の様子が大きく変わったと宇佐見さんは話す。「以前は、昼休みや放課後になると、みんな休憩室に集まってPSPのゲームをやっていました。モンスターハンターの発売日なんかは大変です(笑)。それが、ノートPCを支給して2年目あたりからは、休憩室でゲーム作りや課題をする学生が目立つようになり、今ではみんなノートPCを広げています。どこでも学習できる環境を作ったことが、学生の成長にもつながっていると思います」(宇佐見さん)。校内の様子が変わるにつれて、スキルや業界就職率もどんどん上がっていったという。現在では、ゲーム大賞アマチュア部門で5年連続入賞を果たすなど、校外で活躍する学生も多い。
MSIとともにモチベーションが上がるイベントも
さらに、ECCコンピュータ専門学校では、学生のゲーム業界への理解を深めたり、モチベーションをアップさせたりするためのイベントを積極的に開催している。「大半の一年生は、ゲームを作りたいという動機だけで入学しているので、ゲーム会社に入ったら実際にどんな仕事をするなどの具体的な話は、ほとんど知りません。イベントは自分が学ぶことの目標や目的を明確にして、モチベーションを上げてほしいという思いで開催しています」(宇佐見さん)。
これまでにも先述したゲーム発表会や、東京ゲームショウへの出展などさまざまなイベントを企画している同校。昨年は、MSIがアフターサポートの一環として提案したイベントを開催した。MSIが、ゲーミングノートの開発で培ってきたゲーム会社との人脈を活かして講演会を主催し、社員を招いてゲーム業界への就職ルートや福利厚生などのナマ情報を語ってもらったそうだ。
MSIからは次のイベントの提案もきているそうで、今後も積極的に交流していきたいと宇佐見さんは話す。「学生は普段難しいことばかり勉強しているのでしんどいじゃないですか(笑)。たまには息抜きじゃないけど、人の話を聞いたり校外に出たりする機会を作ってあげたいと思っています。外の空気に触れて、良い情報をインプットしてくれると嬉しいです。本校は東京ゲームショウに出展していますが、導入して2年目になるMSIさんとのコラボも今年はできるのではないかと思っています」(宇佐見さん)。
ECCコンピュータ専門学校が導入したノートPCのスペック
2018年導入モデルGS63 7RD Stealth | |
---|---|
CPU | Core i7-7700HQ(2.8GHz / Turbo 3.8GHz / 4コア8スレッド) |
GPU | GeForce GTX1050 2GB GDDR5 |
メモリー | 16GB DDR4-2400 |
ストレージ | SSD 128GB + HDD 1TB |
ディスプレイ | 15.6インチ(1920×1080ドット) |
キーボード | SteelSeries製マルチカラーLEDバックライト付日本語キーボード |
I/Oポート | Thunderbolt 3(USB3.1 Type-C)×1、USB3.0 Type-A ×3 USB2.0 Type-A ×1、ヘッドホン出力(S/PDIF光兼用)×1、マイク入力 ×1 |
有線LAN | Rivet Networks Killer E2500 GBLAN+Killer Shield |
無線LAN | Rivet Networks Killer Wireless-AC 1535(2×2 IEEE802.11a/b/g/n/ac) |
OS | Windows 10 Pro |
サイズ | 380×249×17.7mm |
重量 | 1.8Kg |
※導入企業向けにカスタマイズされたモデル
導入企業紹介「ECCコンピュータ専門学校」
主な実績
『日本ゲーム大賞2018アマチュア部門』3作品佳作受賞(5年連続受賞)、『福岡ゲームコンテスト2019』大賞受賞、『U‒22プログラミングコンテスト2018』経済産業省商務情報政策局長賞・スポンサー企業賞W受賞、ほか。
関連リンク
MSI
ECCコンピュータ専門学校
この連載の記事
- 第13回
sponsored
2024年4月に新キャンパスへ移転した静岡デザイン専門学校は、最新設備を備えた実習室とMSIのノートPCで学生の実践力を養成 - 第12回
sponsored
学校教育のICT化を加速する滋賀学園は、MSIのデスクトップPCとモニターで統一した県内有数のコンピュータ室を新設 - 第11回
sponsored
学校法人麻生塾は学生向けの推奨機種としてMSIのゲーミングノートPCを採用 コストパフォーマンスの高さとサポートの手厚さが決め手に - 第10回
sponsored
久留米工業大学が新入生向けに採用した推奨機種は、ペンタッチも使えるハイスペックノートMSI「Summit-E13FlipEvo-A12MT」 - 第9回
sponsored
トライデントコンピュータ専門学校が3年連続で採用した新入生向けのMSIゲーミングノートPC 「GF63」シリーズは、コストパフォーマンスの高さが決め手 - 第8回
sponsored
東海工業専門学校金山校は高度な設計用ソフトウェアを動かすマシンとして MSIのゲーミングノート「GS66」と「GF65」シリーズを導入 - 第7回
sponsored
WiZはUnreal Engine4やMayaなどDCCツールを学生が快適に使えるMSIのゲーミングノートPC「GS63」を導入決定 - 第6回
sponsored
日本工学院が2019年度に導入したのは、学生が毎日持ち歩くものだから薄軽で2kgを切るMSIの「GS65」と「GF63」 - 第5回
sponsored
高性能ながら軽くなったゲーミングノートPC導入で学生の負担を軽減、MSIは日本工学院のリクエストにどう応えたのか - 第4回
sponsored
神戸電子専門学校が導入したのは、薄くて軽いのにパワフルなインテル第9世代コアのMSI製ゲーミングノートPC
この記事の編集者は以下の記事もオススメしています
-
ビジネス
MSIが変える、未来のクリエイターを育てる教育環境 -
sponsored
薄くてかっこいい、MSIのゲーミングノートパソコン GS63 -
sponsored
MSI GS65 Stealth Thin 試用レポート = 6コアCPUにGTX1070を積んで1.8キロのプレミアムノートPCである -
sponsored
MSI製ノート「WS63 8SJ」は超薄型のワークステーションだ -
sponsored
故障ゼロでメンテ負荷も軽減!学生作品のクオリティ向上に繋がるMSIノートPC導入のメリット -
sponsored
神戸電子専門学校が2019年度にパワフル高性能なMSIワークステーションノートを採用 -
sponsored
神戸電子専門学校が導入したのは、薄くて軽いのにパワフルなインテル第9世代コアのMSI製ゲーミングノートPC -
sponsored
高性能ながら軽くなったゲーミングノートPC導入で学生の負担を軽減、MSIは日本工学院のリクエストにどう応えたのか -
sponsored
日本工学院が2019年度に導入したのは、学生が毎日持ち歩くものだから薄軽で2kgを切るMSIの「GS65」と「GF63」 -
sponsored
WiZはUnreal Engine4やMayaなどDCCツールを学生が快適に使えるMSIのゲーミングノートPC「GS63」を導入決定 -
sponsored
ワークステーションを使った高負荷業務をMSIのノートPCに移行、コロナ禍でテレワークやWeb会議をフル活用し、業務効率が大幅に改善