E-BOOKはパターンロック機能をサポート
ユーザー側で1回しか初期化できないので注意
今回のメモノートの特徴はいろいろあるようだが、その中でも最初の特徴は、昭和な女子なら大好きだったかもしれない“鍵のかかるダイアリー”を、より平成のスマホ世代にも理解できる指先のタッチで実現する「パターンロック機能」をサポートしていることだ。
パッケージ内の取説や付属の別紙解説書にも記載してあるのはほとんどそのことばかり。そして2番目の特徴は、縦244㎜、幅169㎜、厚さ24㎜のビニール製のバインダーを開くと、左側には「Boogieboard」とよく似た10.5型LCDタブレット(デジタルノート)、そして右側にはやや幅の狭いA5ノート(アナログノート)が配置されている。
デジタルノートとアナログノートが左右に配置されているがゆえ、「デジ・アナ」ノートブックという新ジャンルの製品なのかもしれない。実際、過去数えられないほどのこの手の商品を見たり買ったりした筆者も、こういうレイアウトによるデジタルとアナログのインテグレート商品は初めてだ。一般的には左側はパソコンであったり、昔ならPDA、昨今ならスマホだというのが普通だろう。
さて、問題の「パターンロック機能」は、スマホの使用開始時にユーザーが入力するパターンロックに似た4ヵ所経由のロック方式だ。何度パターンを間違ってもロックはされないが、ユーザー側での初期化は1回しかできず、以降はサポートセンターの厄介になるので注意が必要だ。
取説や解説書どおりにユーザーのパターンを設定し終わると、“鍵のかかるダイアリー”の完成だ。では早速、メモノートの表紙の右下にあるパターンロック機構のタッチパネルを指先でなぞってメモノートを開いてみよう。
タッチ入力が正しければ、ギアの動作する音がして解錠されるのがわかるはずだ。メモノートの表紙を持ち上げるだけで、自然とメモノートを開くことができる。解錠してもすぐに開かなければ、しばらくすると同様のギアの音がして再度施錠される。
さてメモノートを開くと、前述したように左側に付属の専用スタイラスで描くLCDタブレット、右側には標準的なA5サイズに近い左めくりのアナログノートが配置されている。そして、夜間や暗い場所でのLCDタブレットへの記述サポートのために、LCDタブレットの左脇にLEDライトが点灯する。このLED照明が不要であれば、先ほどのパターンロック機構のタッチパネルの既定操作で消灯、点灯も可能だ。
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