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アスキー・ジャンク部リターンズ 第250回

からさ×にんにく=くろのしょうげき:

セブン「蒙古タンメン中本 北極ブラック」激辛にんにくスゴすぎ

2019年02月23日 10時00分更新

文● モーダル小嶋/ASCII

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辛さは間違いなく強烈
にんにくの強い香りは賛否両論かも

思い切ってすする

 第一印象から決めてました! もとい、わかってました! 辛い! さすがに“北極”の名を関するだけのことはあり、辛さに関しては文句なし……というか、やっぱりめちゃくちゃ辛い。いきなりビリっとする辛さではなく、食べ進めていくうちにじわっと汗がにじむ感じというか……。そうはいっても、辛いのが得意でないと、麺をすするときにスープが口の中で喉に直撃してむせかえることになるので、ほんとうに気をつけたい。マジで激辛。

ごほっ、やっべ、辛っ……

 とはいえ、単純に辛いだけではなく、味噌のコク、ごまの香りを効かせているところが蒙古タンメン中本。辛さの中にも旨味あり。具材の味付け鶏ミンチも、ほろっとした食感、塩気の効いた味ともに、ほどよいアクセントになっている。カップ麺としての完成度は、さすがに高い。

 そこに絡む焦がしにんにくの香りと旨味も、なかなか強烈。さすがはブラック。実は、この香りが、むしろ辛さよりも好き嫌いを分けそうだと感じた。辛さについては、何しろ蒙古タンメン中本ブランドなので、ある程度の覚悟をして食べるはず。しかし、にんにくオイルがここまで効いているとは、多くの人にとっては予想外ではないか。

 まあ、にんにくがウリなのだからして、中途半端なテイストでは物足りないわけで、文句を言うつもりはない。ただ、やはり匂いが強いことは事実なので、苦手な人は注意したほうがよさそうだ。

 今回は編集部の若手から、辛いものが得意ではないB2B山口さん、辛いものが大好きという西牧さんと、相反する食の嗜好をもった2人にも食べてもらった。

B2B山口さん。ビジネスやスタートアップを担当する。魅惑の低音ボイスの持ち主……

……なのだが、さすがのバリトンボイスも型なしになる激辛度合い

 B2B山口さん「ヤバくないですか? これは辛すぎます。にんにくの香りが……味わいが……といった領域にたどり着けないですね。麺をすするだけで倒れそうになりました。辛いのが苦手な人は食べてはいけません!」

編集部では進行管理などを担当する西牧さん。とにかく辛いものが好き、甘いものが苦手という、生粋の辛党

「きちんと辛いですねえ」とこの笑顔

 西牧さん「辛さは文句なし。ただ辛いだけではなくて、スープにコクがあるのもいいですね。『辛い』だけでなくて、『辛旨』です。ただ、にんにくの香りがちょっと賛否両論ありそうなレベルで強いかなあ……。焦がしにんにくの苦味がしっかりあるのは、アクセントと考えるとうれしいですが、唐辛子の香りがすこし消えてしまった気もします」

カップ麺に刺激がほしいなら、チェックする価値はある

 しつこいようだが、辛い。それは間違いない。市販されているカップ麺の中でも辛さは格段に強い。とくに麺をすするときに、喉にヒリヒリして、思わずむせてしまうほど。唇のあたりがひりついたのもびっくりした。カプサイシンの刺激は強烈。

 とはいえ、壮絶な辛味の中にも、旨味やコクがあるのはさすがといえる。だから、にんにくの香りをどうとらえるかだ。激辛カップ麺が好きなら、「買い」。にんにくが好きなら、もうたまらない完成度のはず。一方、にんにくが苦手なら、ちょっと避けたほうがいいかもしれない。もちろん、辛いのが苦手な人は遠ざけたほうが無難である。これは脅しではない。

 ラーメンと聞いたとき、あなたは何色を想像するだろうか。澄んだしょうゆのスープ? 乳白色のとんこつ? 茶色の味噌? さまざまな色があることだろう。しかし、どんな極彩色も、色を重ねていけばやがて黒になっていく。北極ブラックは、その名の通り、極みであり、黒でもある。辛さと香りで他のカップ麺の及ばぬ突き抜け方をしているばかりか、その完成度は類似品を飲み込む黒い力を持っている。刺激がほしいなら、チェックする価値はあるだろう。くどいようだけれど、激辛が苦手な人は買っちゃダメだ。

辛いカップ麺には気をつけよう!




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