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業界人の《ことば》から 第328回

ゲーマーに気づかされることが多い

アイ・オー・データ機器 大規模なリストラから6年で復活へ

2019年02月06日 08時00分更新

文● 大河原克行、編集●ASCII

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今回のことば

「モノはモノとしてたくさん売る一方で、それぞれのビジネス領域において、ソリューション化をして、提案していくことが大切。これから進めていきたいビジネスはそこである」(アイ・オー・データ機器の濱田尚則社長)

データを「見せる」から「魅せる」へ

 アイ・オー・データ機器は、2018年7月にスタートした今期から経営ビジョン、ビジネス戦略、行動指針を一新した。

 経営ビジョンは「データを『見せる』から『魅せる』へ進化させ、人々の暮らしが豊かになる環境を提供します」とし、ビジネス戦略では戦略的展開ビジネスを「映像入出力・ビジネス」、「データストレージ・ビジネス」、「プラットフォーム・ビジネス(ネットワーク)」の3つに定め、同時に医療と文教、クラウド周辺のマーケット開拓を加速させると掲げた。そして、行動指針には「世の中のジョブを見つけ出し、その解決に全力に挑みます」とする。

 経営方針は大規模なリストラを実施したり、現在の新たなロゴに変えたりした2013年6月期以降は毎年変更している。今年度は「映像やクラウド技術を活用し、インタラクティブ環境を実現するビジネスを拡大します」と意気込む。

 アイ・オー・データ機器の濱田尚則社長は「いま、私たちの会社が目指しているのは、世の中に増え続けるデータを単に見ている、貯めている、扱っているということに留まらず、サービスを提供している企業がデータを活用して成長することをしっかりと応援していくことだ」と語る。

 そして「これから進めていきたいのは『モノ』を『モノ』としてたくさん売る一方で、それぞれのビジネス領域において、ソリューション化して提案していことである」と続ける。

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