EVFはクラス最高の576万画素!! ハイレゾで1億8700万画素の写真が撮れる
パナソニックがフルサイズミラーレスカメラ「LUMIX S1R/S1」を正式発表!!
2019年02月02日 08時00分更新
2月1日、海外で先行してLUMIX Sシリーズが発表となりました.いちばん注目はやはりお値段です.LUMIX S1Rは米国での実売価格が3700ドルで約40万7000円、S1が2500ドルで約27万5000円となります.その差は1100ドルですから、約12万1000円です.さらに標準ズームとのセットはプラス900ドル(約9万9000円)となっております.
標準ズームとセットでお買い上げの場合は、米国ではS1Rキットが4599.99ドルつまり4600ドル(50万6000円)、S1キットは3400ドルで37万4000円となります.
ついに全貌が明らかに
EVFは576万画素の有機ELを搭載!!
開発発表で明らかになっていたSシリーズのスペックをおさらいしておきましょう.フルサイズセンサーを搭載したミラーレス一眼で、S1Rが4730万画素、S1が2420万画素というしっかりした画素数が判明しました.搭載するシャッターは最高8000分の1秒で、ストロボとのうシンクロ速度は320分の1秒と高速です.
EOS Rは3030万画素、Nikon Z7は4575万画素でともに最高8000分の1と同調は200分の1ですから、S1Rのほうがちょっと上ですね.
ボディ内手ブレ補正は5軸の5.5段分で、「Dual I.S.2」によって6段分の補正が利きます.
ファインダーのスペックも今回明らかになった部分で、有機ELの576万画素ということです.倍率は0.78倍でアイポイントは21ミリ、フレームレートは60/120fpsの切り換え式です.576万画素というのは、画面が3対2比率とすると2940×1960ドットということで、3Kディスプレイということにになります.EOS RとNIKON ZのEVFは369万画素ですから、これはS1R/S1 がかなり上をいっております.
そして、動画撮影機能ですが、Sシリーズの開発発表での説明のとおり、フルサイズセンサーとして初の「4K60P」を実現しています。通常の4K30Pの倍のフレームレートで記録できるのは大きいですね.
ハイレゾモード搭載で
1億8700万画素の写真が撮れる!!
CESで公表された「ハイレゾモード」ですが、両機種ともに搭載しています.手ブレ補正機構を使って画素をずらして、素子の解像度を超えた画素数の写真を出力する機能です.S1Rでは1億8700万画素、S1では9600万画素の写真をアウトプットしてくれるそうです.スペック表によるとS1Rでは16736×11168ドットになります.16Kとでも呼んでおきましょうね.
ボディサイズは両機種ともに148.9×110×96.7ミリで重量はボディのみでS1Rが898グラム、S1がなぜか899グラムです.使用時はメモリカードにより1016~1020(S1は当然1017~1021)グラムです.1キロカメラというわけですね.
標準ズームは光学手ブレ補正内蔵で
マクロも強力なのだっ!!
さてレンズですが、標準ズームは「LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.」という名称です.その名のとおり24-105ミリのF4固定で、OISつまり光学式手ブレ補正機構を内蔵しています.重さは680グラムで最短撮影距離が30センチなんですが、これが望遠端でもその距離に寄れるので、最高撮影倍率が0.5倍と「マクロ」の名もそのとおりのよくできたレンズのようです.
ちなみに「50mm F1.4」と「70-200mm F4 O.I.S.」は「LUMIX S PRO」という肩書です、PROです.そして50ミリのほうはなんと重量が955グラムもあります.いい時代になったものですね.
あとは日本でのお値段が心配です.ソニーα7R3が4240万画素で約37万円、ニコンZ7が4575万画素で約44万円です.S1Rが4730万画素ですから、税込みで最初は46万円とかでいかがでしょうか.
というわけで日本での発表が待ち遠しいのですが、海外での発売は3月からということで、CP+には当然メダマとなるわけで、2月28日より前には出ますよね~