下が池でもおかまいなしのバランス感覚が猫!
いくらほどよい角度で伸びた松があったとしても、その真下が池だと思うと、ちょっとひやひやするけど。
猫によっては目があったとたん、「あ、やばい」と思うのか、降りようとすることがある。そういう時に限って持っているのが望遠に弱いカメラだったりして、もうちょっと近寄って撮りたいけど、こちらが少しでも動くと猫が警戒して逃げそう、となる。
こちらは木の上でくつろいでいた猫を撮ろうとしたら、こっちに気づいて降り始める瞬間の図。もう目線が地面を見てるもんね。このあと器用にタタタタと幹を駆け下りたのであった。
ここ数年で一番面白かったのが次の猫。地面に人なつこい猫がいたのでしゃがんで写真撮ってたとき。何枚か撮ってそろそろ移動するかな、と腰を上げようとしたら目の前にいたのである。枝葉に隠れててわからなかったのだ。最初、ふくろうかと思ったもの。「3月のライオン」で、零くんが目覚めたら目の前にフクロウがいるかと思ったら猫だった、というエピソードを思い出したせいなんだが、こっちはほんとに木の枝にいたからね。
この場所、このあとも何度か猫に会いに出かけているのだが、木に登った姿はみせてくれない。残念である。
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筆者紹介─荻窪圭
老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/
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