DirectX 12対応だが負荷は軽め
自分のPCスペックが気になるゲーマーや自作erの皆さまはもちろん、我々のような職業ベンチマーカーもお世話になっている有名ベンチマークソフトのひとつに、UL Benchmarksの「3DMark」があります。描画負荷が異なるいくつかのテストで構成されており、DirectX 12対応の「Time Spy」やDirectX 11対応の「Fire Strike」などは最早おなじみと言ってもいいでしょう。そんな3DMarkですが、昨年10月のアップデートで新たなテスト「Night Raid」が追加されていたのをご存知でしょうか?
Night Raidは、先に述べたTime Spyと同じDirectX 12対応のベンチマークですが、モバイル向けGPUや統合型GPUでの利用を想定し、描画負荷を低く抑えているのが大きな特徴です。「DirectX 12のテストがしたいけど、Time Spyだと負荷が高すぎてスコアーが相対的に低くなってしまうから比較がしづらい」というローからミドルスペックのPCにあわせたテストと言えるでしょう。ハードウェア要件ですが、OSはWindows 10(ARM版でも実行可能)、CPUは2コア/動作クロック1.8GHz以上、ビデオメモリーは1GB以上、ストレージ容量は2GB以上となります。もちろんDirectX 12対応は必須です。
今週の研究員
ジサトラショータ
ジサトラのフレッシュスムージー。趣味はオンラインゲームだが、基本的に友人とチャットばかりして冒険には出ない。今回は「親の顔より見たベンチマーク」こと3DMarkネタです。何気に「Time Spy」のコスプレとかしたら業界内でバカウケ狙えるのではないかと思っています。
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