「IDによる友だち追加を許可」をオフ、「メッセージ受信拒否」はオン!
LINE鉄板設定! 子どものプライバシーを守る5つの項目
2018年12月25日 09時00分更新
「LINEをもっと楽に使う方法はないのかな?」「今さら友だちには聞けないけれど、使い方がわからない機能がある」――そんなアナタに週2回、LINEの裏技とTIPSをやさしく伝授。講師は、SNSの最新情報と若者動向を追い続けるITジャーナリスト 高橋暁子さんです。〈連載目次〉〈LINEの基本的な使い方を知りたい人はこちら〉
Q:長期休みはスマホでのトラブルが増えると聞いたのですが……
A:お子さんのLINEのプライバシー設定を見直しておきましょう!
冬休みなどの長期休暇中は、小中高校生の子どものスマホ利用時間が長くなり、利用上のトラブルが起きやすい時期となる。年末年始で時間ができた子どもが思わぬトラブルに巻き込まれないよう、この機会に設定を見直しておきたい。
まずは誰でもできる最低限のプライバシー保護から始めよう。ホーム画面から左上の設定をタップし、「プライバシー管理」をタップ。「パスコードロック」をタップして4桁のパスコードを入力し、パスコードを設定しておくと、アプリを起動する度にパスコードの入力を求められるようになる。これによって万が一スマホを落としても、LINEから個人情報が流出する恐れが減る。
18歳未満は「ID検索」対象外だが、万が一保護者のスマホを利用しているなどの理由でIDを設定している場合は、「IDによる友だち追加を許可」をオフにしておこう。見知らぬユーザーが、ランダムにID検索して友だち追加し連絡をしてくるリスクをなくすことができる。
なお、「QRコードを更新」をタップして確認画面で「OK」をタップすることで、子どもたちが友だち追加する際に利用しているQRコードを更新でき、古いものを無効にできる。SNS上などでQRコードを公開してしまった子どもにはこちらも利用させたい。
「メッセージ受信拒否」をオンにしておくことで、友だち以外からのメッセージ受信を拒否できる。これによって、スパムや出会い系メッセージを受け取ることがなくなるはずだ。
また、左上の設定→「アカウント」とタップし、「ログイン許可」をオフにし、パソコンやタブレットなどからログインできないようにしておくと、LINEアカウント乗っ取り対策になる。
LINEをきっかけした事件や被害が起きている事実、そして使い方によっては危険性が増すことについて子どもに教えると共に、具体的な設定の大切さも伝えておきたい。出会い系被害やスパム、乗っ取り被害などに対策することで、安心して子どもがLINEを利用できるようになるだろう。
著者紹介:高橋暁子
ITジャーナリスト。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、監修、講演などを 手がける。SNSや情報リテラシー教育に詳しい。『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎)、『Twitter広告運用ガイド』(翔泳社)、『できるゼロからはじめるLINE超入門』(インプレス)など著作多数。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などメディア出演も多い。公式サイトはhttp://akiakatsuki.com/、Twitterアカウントは@akiakatsuki
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