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重要なことはテクノロジーと制度

TeamLeaders編集部大谷が語る「テレワークに適したハードウェア」とは? VersaPro タイプVS

2018年12月14日 11時00分更新

文● 清水学 編集●ASCII

提供: NEC

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意思疎通のツールとしてITを積極活用すべき

 テレワークの作業では、コミュニケーション方法の確立も重要だ。こうと書くと、チャットツールの導入をイメージするかもしれないが、それだけでは足りない。言葉だけでは伝わりにくい内容を的確に伝える手段が必要だ。

文書に直接手書きで指示を書き込めば、テキストベースのやり取りより具体的に意図が伝わる。離れた場所での意志疎通を図るのに便利だ。

 メールやメッセージアプリでは、基本的にテキストベースでのコミュニケーションとなる。しかし内容によっては、言葉では伝えにくいものもある。例えば、文書の訂正指示やデザイン変更の依頼などだ。修正後のイメージを示す際に「ここの文章をこう変える」「この形をこう変更する」といった要望を伝えやすくするには、ペンの利用を検討したい。具体的な場所を丸で囲って指示したほうが分かりやすいし、双方の理解も早いだろう。PowerPointなどで作成した資料をブラッシュアップする際にも、手書きで直すべき箇所や図版の修正イメージを書き込むことができる。

VersaPro タイプVSはデジタイザーペンを内蔵している。電池が切れた場合も本体に差して約15秒充電すれば、約90分間の利用ができる※6。

※6 電源ONしている場合。

 VersaPro タイプVSは、デジタイザーペンを内蔵している。これはテレワーク作業の意志疎通を円滑する手段としても利用できる。約15秒の充電で約90分間の利用が可能となっており、電池切れの心配なく利用できる。また本体を最大165度まで角度調整ができるためペン操作もしやすい。

タブレットとして利用しているところ。

 フロントカメラを使ったビデオ会議にも積極的に活用したい。カメラの前で話せば、オフィスにいる管理職も「部下の様子」を把握しやすいし、テレワークの環境でも円滑に「同僚とのコミュニケーション」を図ることができる。

 また、リアカメラも持っているため、報告用の写真や、打ち合わせで使用したホワイトボードを撮影して説明や情報を追加するといったことも可能だ。

 離れた場所にいても一体感を持って働くためには、こうしたテクノロジーの活用が重要となりそうだ。

拡張性やLTEを使ったモバイル通信も必須の機能

 機種選定という意味では、様々な場所で作業するモバイルワークが中心になるのか、オフィスと自宅など2点間でのデスクワークを主体にするのかは意識したい。

 どちらも携帯しやすさと、快適に作業ができる「基本性能」と「画面サイズ」が求められる点は共通している。とはいえ、オフィスと変わらない環境でデスクワークをこなすとなると、ディスプレイやキーボード・マウスの接続、場合によっては光学式ドライブの利用なども必要になってくる。逆に外出先など様々な場所で作業するというのなら、LTE接続など通信環境の確保が求められる。

Nano SIMタイプのSIMカードを差すことが可能。3キャリア対応SIMフリーLTE※7になっており、外出先での通信環境の確保にも有効だ。

 VersaPro タイプVSであれば、どちらのスタイルにも柔軟に対応できる。

 オプションの拡張クレードルには、LAN、USB 3.0 Type-C、USB 3.0×2、HDMIポートなどを装備。これを活用すれば、机の上に大画面のディスプレイや有線LAN、マウスなどを接続したままの状態にできる。本体はカバーキーボードを付けたまま、このクレードルに置けるが、使用する場所をオフィスと自宅に限定されるなら、会社と自宅の往復時には約879g※1と軽い本体だけを持ち運べば済む。

 企業でまとまった数を導入するのであれば、テレワーク中心の従業員に向けて拡張クレードルを何台か購入しておくと便利だろう。

薄さ10.7mmと薄型のタブレットだが、本体のみでもフルサイズのUSBポートを2つ持つなど、拡張性は高い。

 モバイルワークや自宅の近くにあるサテライトオフィスなどで利用する際には、約11時間(JEITA 2.0準拠)※8のバッテリ駆動時間やUSB Type-C対応のACアダプターによる充電、3キャリア対応SIMフリーLTEモジュールを内蔵できるといった特長が生きてくる。この記事では、テレワークを中心に機能を紹介してきたが、VersaPro タイプVSは、モバイルワークの生産性を高める「タブレットPC」でもある。

キックスタンドをより傾斜させれば、ペンの操作や複数人で画面を囲んで使う用途に対応しやすい。

 客先に訪問した際、打ち合わせで画面上の資料を見せながら対面でプレゼンをし、もらった意見についてその場で議論して結果を画面に書き込み、その場でコンセンサスの取れた文書を作成するといったこともできる。LTE搭載の利点を生かせば、客先のオフィスを出てすぐに、打ち合わせ内容を反映した文書を会社に報告できるし、わざわざ帰社せずにWeb会議で議論もできる。効率よく時間を使えるはずだ。

※7 すべての通信業者との接続を保証するものではありません。通信業者についての最新情報は、http://jpn.nec.com/products/biz/performance/lan.html#lteを参照。LTEを利用するには別途高速データ通信サービスの申込・契約が必要。
※8バッテリ駆動時間は、JEITAバッテリ駆動測定法(Ver.2.0)に基づいて測定しためやす。

 このように2in1タブレットパソコンのVersaPro タイプVSであれば、従来のノートパソコンに近い活用方法に加え、LTE搭載のタブレットPCや拡張性を持たせたデスクトップのような活用もできる。テレワークでの課題を解決しながら、より働きやすい仕事環境を作るために導入するパソコンとして、検討する価値があるのではないか。

(提供:NEC)

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