今回、レビューするスマホはOPPOの「Find X」。カメラがスライドして出てくるという新しいギミックを搭載したハイエンドモデルだ。筆者は、このモデルが6月にグローバルで発表されたときから気になっていたこともあり、国内発売が決まると購入を即決。発売日の11月9日から使っている。
SIMフリーで、量販店での実勢価格は12万830円(税込)だが、筆者は楽天モバイルのSIMを一緒に購入し、キャンペーンなどが適用されて、9万9230円(税込)だった。
ノッチがない大画面と
美しすぎる背面も魅力
Find Xの最大の特徴は、普段はカメラを内部に収納し、使うときだけスライドして出てくる機構だ。そのため、Find Xの前面上部はベゼルが細く、ノッチもない。フロントパネルに搭載された6.4型の有機ELディスプレーの画面占有率は93.8%。画面を隅々まで使えるのは、文字が見やすく、写真や動画を表示させた際の迫力が増すことはもちろん、デザイン的にもスッキリとして美しい。横幅は74.2mmと、そこそこ幅太なのだが、前面・背面ともに3Dカーブガラスを採用し、手になじみやすい形状になっている。
背面パネルは「3D多面カラープロセス」という手法を使っているそうで、本体の向きや光のあたり方によって色の明るさが違って見えるグラデーションカラーを採用。OPPOは、ほかのモデルでもグラデーションカラーを採用しているが、Find Xの背面パネルは、ひときわ美しく、ハイグレード感を主張しているように感じる。
個人的に、いままでに買ったスマホの中で一番美しいと思っている。ただし、この美しさを維持するためにはカバーでの保護は必要で、やむなく同梱されていたクリアケースに収めて使っている。結果、本体の横幅がさらに太くなり、片手での操作性にやや影響が及ぶのが残念ではある。
本体の右に電源ボタン、左に音量ボタンを搭載。底部のUSBポートはType-Cで、イヤホンジャックも兼ねる。Type-C端子のイヤホンを同梱し、市販のイヤホンを使いたい人向けにType-Cと3.5mmの変換アダプターも同梱している。SIMスロットにはnanoSIMを2枚セットでき、デュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)にも対応している。

この連載の記事
-
第526回
スマホ
使ってみると便利な機能てんこ盛りだった最新「らくらくスマートフォン」 -
第525回
スマホ
4.21mm! 薄すぎだろ! 極薄折りたたみスマホ「OPPO Find N5」 -
第524回
スマホ
折りたたみ革命!「nubia Flip 2」は縦長外画面で驚きの使い心地! -
第523回
デジタル
AIと6軸ジンバルで動画撮影が無敵レベル! ASUS「Zenfone 12 Ultra」の実力に迫る -
第522回
スマホ
Android 15で4G対応のタブレット「Blackview Tab 60 Pro」は使う場所を選ばないのが魅力 -
第521回
スマホ
日本発売予定の最速級ゲーミングスマホ「REDMAGIC 10 Pro」をフォトレポ -
第520回
スマホ
ライカカメラ搭載の 「AQUOS R9 Pro」に約20万円の価格以上の価値を感じた -
第519回
スマホ
ドコモ以外からも売られる新らくらくスマホはガラケー的UIと進化した健康管理機能で勧めやすい1台 -
第518回
スマホ
モトローラの縦折りスマホ最高峰「motorola razr 50 ultra」は強化されたAIが楽しい -
第517回
スマホ
安く買えて普段使いに問題なし! バランスが良いオススメのミドルレンジスマホ3選 -
第516回
スマホ
カメラやAIの性能に違いはあるのか? Xiaomi 14Tと14T Proを使い比べてみた - この連載の一覧へ