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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第586回

パナソニック・LX100 IIは秋のネコを撮るのに最適なコンデジ

2018年11月18日 10時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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パナソニックの「DC-LX100 II」を使って
秋の日向猫に近づけ!

 猫が積極的に日向に出てくるようになると、秋を感じますな。灌木の影に隠れて、人にはバレない、でも陽射しはしっかりあたる場所を見つけた猫はリラックスして眠りに落ちるのである。そんな猫を見つけたら、起こさぬようそーっと草木の影から盗撮。

秋の陽射しを浴びたハチワレ。よく見るとよれよれなんだけど、陽射しのおかげでいささかキリッとして見える。2018年11月 パナソニック LUMIX DC-LX100M2

 これを撮ったのがパナソニックのDC-LX100 II。パナソニックでは最高級のハイエンドコンパクトカメラで、イメージセンサーに1型より大きな4/3型(つまり、マイクロフォーサーズのデジタル一眼と同じセンサー)を搭載し、ダイヤルを駆使したマニュアル操作の快適さがポイントという、まあ要するに写真好きのための趣味のカメラだ。

気持ちよさそうに寝てるので起こさないよう草の影からこそっと狙ってみた。ちなみに左下の黒い影はカメラを構えてるわたしです。秋冬は自分の影にも注意。2018年11月 パナソニック LUMIX DC-LX100M2

パナソニックのハイエンドコンパクトカメラ、LX100 II。伝統的なカメラの形で、ファインダーを覗いて撮るのが似合う。

 ユニークなのはマルチアスペクトであること。4:3に加えて、3:2や16:9、1:1と写真の縦横比を専用のスイッチでさっと切り替えられるので、その場で「あ、これはワイドな方がいいな」と思ったらスイッチをカチカチと動かすのである。

 さっきのお昼寝猫、脅かさないよう少しずつ少しずつじわじわと近づいていくと、ときどきこちらを一瞥しつつも、昼寝を継続してくれたので、もうちょっと近くで1枚。横にだらんと長いので、これは16:9で撮ろうと切り替えてみた。

ぐぐっと近寄って、寝ているところをワイドで1枚。ときどき目を開けてこっちを見るけど、わたしが無闇に近づかないのを確認するとすぐこうして睡眠に戻る。よい猫である。2018年11月 パナソニック LUMIX DC-LX100M2

 16:9はテレビやプロジェクターで上映したり動画と合わせて使うのにいい縦横比なので、そういう人がターゲットなのだろう。

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