圧倒的な自由度と多種多様な暗殺方法がプレーヤーの感性を刺激する

「ヒットマン2」は半端ない自由度で無限に遊べるステルスアクション

2018年12月06日 17時00分更新

文● 市川 編集●八尋/ASCII

ヒットマン2 タイトル画面

 伝説のハゲ……じゃなかった、伝説の暗殺者が帰ってきた!

 IO Interactiveが制作し、ワーナー ブラザース ジャパンが販売するステルスアクションゲーム「ヒットマン2」が11月15日に発売された。2000年から発売され続けている「ヒットマン」シリーズの最新作だ。シリーズをプレーし続けてきた筆者としては、プレーできる日を待ちに待ったヒットマン2。さっそく本作の魅力やインプレッションを紹介しよう。

そもそもヒットマンってどんなゲームなの?

箱庭型マップに入り混じるNPCたち。この中からターゲットを見つけて暗殺するのがクリア条件だ

 本作は伝説の暗殺者「47(フォーティー・セブン)」に扮して、多くのNPCが徘徊する箱庭型ステージを探索し、ターゲットを暗殺するのが目的。"自由度の高さ"が本作の特徴で、どのように潜入し、ターゲットをどのように暗殺するかはプレーヤーの判断と感性に委ねられている。

ステージの状況を把握して攻略法を見つけよう

47はスキンヘッド、後頭部に刻まれたバーコード、黒いスーツがトレードマーク

 無計画の状態で任務を達成するのは、はっきりいって難しい。ランボーやバーフバリ並みの不死身の体力と闘争心があれば別だが、47は数発の銃弾を浴びただけですぐにやられてしまうのだ。だって人間だもの。そういうわけで、本作では極力計画を立てたうえで挑んだ方が得策だ。ステージ内の状況(NPC、ターゲット、隠れられる場所など)を把握できる「インスティンクト」を活用して作戦を立てよう。

潜入の秘訣は、己の素性を隠すことにあり

「変装」して敵に見つからずに潜入しよう

 47はスキンヘッドと後頭部に刻まれたバーコード、スーツという怪しすぎる3拍子がそろっているため、場所とNPCによっては不審がられてしまうことも。そうなると潜入に失敗するのはもちろん、武装したNPCにやられてしまうのがオチだ。そうならないように「変装」をしよう。バリエーション豊かな衣装が多数用意されているので、別人になりすましてターゲットにこっそり近づくことができる。だが、47の変装を見破るNPCもいるため、つねに周囲に目を配る必要がある。

47の変装を見破ったNPCがハイライト表示されるように。見破られた服装でそのNPCに近づくと警戒度がアップしてしまうぞ

画面左上に表示している「ピクチャー・イン・ピクチャー」の機能が本作の緊張感をより高める

 ヒットマン2ではインスティンクトを使うと、47の変装を見破ったNPCがハイライト表示されるようになった。見破られた服装をずっと着ているとバレた際に警戒度がアップし、ターゲットに警戒されてしまうので注意。さらに監視カメラの映像や状況を映した動画などが画面の左上に表示する「ピクチャー・イン・ピクチャー」の機能も追加されたため、自分は常に見られていることを意識しながら行動する必要がある。

人混みに紛れて姿を隠すことができる。47の足元に表示する白いサークルのエフェクトは人混みに紛れていることを意味している

 前作と同様、もし敵NPCに見つかってしまった場合はロッカーや箱などに隠れて身を潜むことができる。さらに本作では人混みに紛れて姿を隠すことができるようになった。それだけでなく、草むらに隠れることも可能に。見破られたくないNPCから姿を隠すのに最適だ。隠れる場所がなくて困っている人はぜひ活用してみるといいだろう。

ターゲットを見つけた! さて、どう暗殺する?

インスティンクトで赤く表示されているNPCがターゲットだ

47の目の前に置かれているお菓子には毒を仕込んである。このお菓子はターゲットの大好物なのだ

おっ、お腹を下したようだぞ? これはチャンス!

具合が悪そうなので、後ろからこっそり「介抱(暗殺)」してあげよう

いやぁ、良いことをすると気分が晴れますね…

 ターゲットを発見したらいざ暗殺……ちょっと待った! ターゲットは凄腕の護衛を雇っており、基本的に単独で行動することはない。だから、なんの計画もなくターゲットを暗殺しようとすると、護衛たちによって返り討ちに遭うことは必至。だから、周囲の状況をちゃんとチェックして、安全にかつ隠密に暗殺することがベストである。ちなみに上記の画像は複数ある暗殺方法のひとつで、ターゲットの趣味嗜好を利用した。そのほかにも、事故に見せかけた暗殺やユニークな暗殺も用意されている。

 誰にも見つからずにターゲットを暗殺し、何事もなかったかのようにステージから颯爽と立ち去る。暗殺を極めれば、最高の称号である「サイレントアサシン」も夢ではない。

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