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Xperia温故知新! 波瀾万丈な歴史を紐解く 第18回

Xperia初の4K動画撮影を可能にした「Xperia Z2」

2018年11月06日 10時00分更新

文● 君国泰将 編集● ASCII編集部

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 日本でAndroidスマホといったら「Xperia」! というくらい、スマートフォンのブランドとして認知されている「Xperia」。常に最新の技術とスマホのトレンドを取り入れて業界の最先端を走るXperiaシリーズですが、その歴史は決して順風満帆ではありませんでした。これからのXperia、ひいてはスマートフォンの来し方行く末を、ソニー大好きライターの君国氏に写真とともに紐解いてもらう連載です(基本的に登場するのは国内で発売されたモデルのみです)。

安定の完成度を誇った
感覚を揺さぶるもの「Xperia Z2」

 2014年のフラッグシップモデルの先陣を切ったのが「Xperia Z2 SO-03F」です。Xperia Zシリーズ、メインストリームの3代目で「Xperia Z1」の後継機種にあたり、ドコモから5月に発売されました。

 スペックはSoCにSnapdragon 801 2.3GHz(クアッドコア)、メモリー3GB、内蔵ストレージ32GB。バッテリー容量は2300mAh。カラーバリエーションは、ブラック、ホワイト、パープルの3色が用意されていました。本体サイズは、約73.3×146.8×8.2mm、重さは約163g。

 オモテ、ウラ、ともに凹凸のないフルフラットで、フレームにはアルミ板から削り出した継ぎ目のないメタルフレームを採用したXperia Zシリーズ特有のオムニバランスデザインを引き続き採用しました。

 性能アップとともに厚みが増したぶん、サイドのラインは緩やかなカーブを描いてグリップのしやすい形状で、デザイン性と機能性を両立させています。

 ボタン配置はXperia Zシリーズ定番の、本体右側面に電源ボタン、ボリュームボタン、専用のカメラボタンを備えます。電源ボタンの隣にあるカバーを開いたところに、microSDスロット、その隣にあるカバーをはずすと、microUSB端子、SIMカードスロットを搭載。本体左側面にはマグネット端子を備えて、専用スタンド「DK30」やマグネットケーブルとつないで充電が可能です。

 また、IPX5/8相当の防水性能とIP5X相当の防塵性能を備えつつも、イヤホンジャックはキャップレスとなり、フタの開け閉めなくダイレクトに接続できるのは便利です。

ディスプレーサイズは拡大し
より多くの情報を表示できるように

 ディスプレーサイズは、5.2型(1080×1920ドット)で、従来モデル(Xperia Z/Z1)からさらに0.2型大きくなりました。鮮やかな色彩を表現できる「トリルミナスディスプレイ for mobile」に加えて、バックライトに新しく「Live Color LED」を採用したことで、さらに赤と緑の色域が広がり、微妙なニュアンスの色まで色彩豊かに描き出せるようになりました。

 さらに高画質エンジン「X-Reality for mobile」により、インターネット動画など低画質の場合でも輪郭や画素の劣化を復元して本来の質感やディテール感のある動画を再現できます。

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