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LINEを便利にする裏技とTIPS集めました 第50回

安全設定とスマホの使い方は必ずあなたが教えましょう

高齢の親や祖父母がLINEを使い始めるときの注意点・オススメ設定

2018年10月06日 10時00分更新

文● 高橋暁子 編集●アスキー編集部

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「LINEをもっと楽に使う方法はないのかな?」「今さら友だちには聞けないけれど、使い方がわからない機能がある」――そんなアナタに週2回、LINEの裏技とTIPSをやさしく伝授。講師は、SNSの最新情報と若者動向を追い続けるITジャーナリスト 高橋暁子さんです。〈連載目次〉〈LINEの基本的な使い方を知りたい人はこちら

Q:祖父母や両親にLINEを使わせたい。注意点は?
A:あなたが代わりに安全設定し、使い方の練習も一緒にしよう

 コミュニケーションインフラとして普及が進むLINE。祖父母や高齢な親世代がLINEデビューする例も増えているが、その際どのような点に注意すればいいだろうか。

 スマホならどの端末でもLINEが使えるわけではない。たとえば、機能を絞り使いやすくしたスマートフォン「らくらくフォン」でもLINEは使える。新しいものはGoogle Play Storeも使えるため有料スタンプの購入なども可能となっているが、一方で有料スタンプが購入できないなど制限がかけられている端末もあるので注意したい。古い端末ではそもそもLINEに対応していないものもある。まずは、あらかじめLINEに対応した端末を用意しよう。

 祖父母や高齢の両親がLINEを利用し始めると、家族間グループなどでコミュニケーションや安否確認などが便利になる。特に、遠く離れて住む高齢者が一人暮らしの場合は、普段からLINEを使ってコミュニケーションしておくと安心だ。既読機能がついたら無事だとがわかるので、家族の心配が減るだろう。また、自然と会話が増えるのでお互いの意思疎通がスムーズになるはずだ。

 デビュー時にはLINEの使い方がわからない可能性が高いので、子どもや孫の世代が代わりに設定した後、LINEの基本的な使い方まで教えるようにするといいだろう。文章の入力方法自体がわからない可能性も高いので、スマホの基本的な使い方から説明する機会を持つのがおすすめだ。

 これからスマホ・LINEデビューする場合、フィッシング詐欺などについて知識や警戒心がない場合も多い。安全のための設定も子ども・孫世代が代わりにしておくと安心だ。

 まず、「設定」→「友だち」→「友だち自動追加」「友だちへの追加を許可」をオフにして友達になる相手を制限しよう。同時に、「設定」→「プライバシー管理」→「メッセージ受信拒否」をオンで友だち以外からのメッセージを受信できない設定にしておくと、スパムなどが送られてこないため安心だ。また、「設定」→「アカウント」→「ログイン許可」をオフで他の端末からログインできない設定にしておくことで、LINEアカウント乗っ取り対策になる。

「友だち自動追加」「友だちへの追加を許可」をオフ

「メッセージ受信拒否」をオン

「ログイン許可」をオフ

 また、「たとえ友だちから頼まれても4桁の認証番号は教えない」など、LINE乗っ取り対策で必要な知識は必ず伝えておくといいだろう。当連載では便利な技を色々とご紹介しているので、定期的に困っている点をヒアリングして解決策を教えてあげてほしい。

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著者紹介:高橋暁子

 ITジャーナリスト。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、監修、講演などを 手がける。SNSや情報リテラシー教育に詳しい。『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎)、『Twitter広告運用ガイド』(翔泳社)、『できるゼロからはじめるLINE超入門』(インプレス)など著作多数。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などメディア出演も多い。公式サイトはhttp://akiakatsuki.com/、Twitterアカウントは@akiakatsuki

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