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約2万円で真空管ヘッドフォンアンプを自作できる工作キットが販売中

2018年08月18日 09時59分更新

文● 鈴鹿 廻

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 真空管を使った手乗りサイズのヘッドホンアンプを自作できる、電子工作の自作キット「真空管ヘッドホンアンプキット」が家電のケンちゃんにて販売中だ。店頭価格は1万6000円(税抜)。

「12AU7」などの双三極真空管を使ったアンプを自作できる電子工作キット。サークル「Project C」が手がけた同人ハードで、追加購入した部品を合わせてハンダ付けして組み上げる

 DC12V電源からトランスレスで双三極真空管を駆動できる、ヘッドホンアンプの自作キット。必要な電子部品をハンダ付けして組み立てると、手乗りサイズの真空管アンプが完成する。

 製品は、DC12Vから真空管の動作に必要な電源を生成する電源ボードと、入力信号を増幅してヘッドホンを駆動させるアンプボードで構成される。基板には表面実装タイプのパーツが実装済みで、アクリル板などのフレーム素材も同梱されている。

表面実装タイプのパーツは実装済みとなっており、ある程度のハンダ技能があれば組み立て可能。電子部品や構成パーツは、プラス4000円ほどで購入できるとか

 完成にはオペアンプやコンデンサーなどの部品を別途購入する必要があり、ショップによれば「プラス4000円程度で揃う」とのこと。製品には推奨パーツ(近隣の電子部品店で購入可)のリストが同梱されているほか、オペアンプなどは好みで変更可能だ。

 なお、キットには内部でDC100V以上の高電圧を発生させる回路もあり、不用意に扱うと感電やケガ、火災などの危険もある点には注意が必要。パーツの吟味を含め、電子工作に慣れた中上級者向けのアイテムといえる。

【取材協力】

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