真空管を使った手乗りサイズのヘッドホンアンプを自作できる、電子工作の自作キット「真空管ヘッドホンアンプキット」が家電のケンちゃんにて販売中だ。店頭価格は1万6000円(税抜)。
DC12V電源からトランスレスで双三極真空管を駆動できる、ヘッドホンアンプの自作キット。必要な電子部品をハンダ付けして組み立てると、手乗りサイズの真空管アンプが完成する。
製品は、DC12Vから真空管の動作に必要な電源を生成する電源ボードと、入力信号を増幅してヘッドホンを駆動させるアンプボードで構成される。基板には表面実装タイプのパーツが実装済みで、アクリル板などのフレーム素材も同梱されている。
完成にはオペアンプやコンデンサーなどの部品を別途購入する必要があり、ショップによれば「プラス4000円程度で揃う」とのこと。製品には推奨パーツ(近隣の電子部品店で購入可)のリストが同梱されているほか、オペアンプなどは好みで変更可能だ。
なお、キットには内部でDC100V以上の高電圧を発生させる回路もあり、不用意に扱うと感電やケガ、火災などの危険もある点には注意が必要。パーツの吟味を含め、電子工作に慣れた中上級者向けのアイテムといえる。