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歯科医が指導する磨き方を実現する「EW-DP52」

歯ぐきが喜ぶ パナソニックの新ドルツを発売前に使った

2018年08月19日 10時00分更新

文● ラモス/ASCII

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 イチロー選手は1日に5回も歯を磨くらしい。彼の強さの秘訣には、磨き上げられた歯の噛み合わせによる重心移動や筋力があるのでは、と聞いたことがある。

 しかし、ヒットを連発する野球選手でも、とある球団の特別アドバイザーでもない私たち。歯磨きに強いこだわりを持つ人はそう多くないだろう。私もその1人である。早起きが苦手なので、朝はなるべく素早く歯磨きを終えたい。生まれてこの方そう思ってきた。

約110gの軽量ボディーなので持ちやすい。

 そんな私がなにかの手違いで、パナソニックの電動歯ブラシ「ドルツ」の新モデル「EW-DP52」を一足早く手に入れてしまった。9月1日に発売予定の最上位モデルである。想定価格は3万5000円前後。

 せっかくなので、思い切って使ってみた。まずは感想から言おう。バイブレーションが気持ちいい! 実は、私は最近ほかの電動歯ブラシを使い始めたばかりなのだが、それと比べても段違いの刺激である。しかも、ただバイブが強いだけではなく、ツボをマッサージされるような感覚さえある。

歯科医おすすめの磨き方を実現

 それもそのはず。調べてみたところ、新ドルツの最大の特徴は、歯科医が指導する磨き方を実現できるとうたっていること。同社はブラッシング指導経験がある歯科医師431名を対象に「歯ブラシに関する実態把握調査」を実施。この調査によると、歯科医師の87%は主に歯周ポケットに最適な「バス法」と、歯石除去に最適な「スクラビング法」を指導しているという。

充電台は宙に浮いたような状態になるが、ミラクルではない。

 新ドルツはヨコ磨きにおいて、バス法とスクラビング法を採用している。磨き終わった後に舌で撫で回したが、磨き残しはまったく感じない。歯並びが悪い私でも、細かいところに歯垢は残っていなかった。思わず二度見してしまった。

W音波振動は気持ちいい

 また、2017年に発売した「EW-DP51」から引き続き、EW-DP52も歯周ポケットの汚れをかき出す「ヨコ磨き」に加え、歯間の汚れを取り除く「タタキ磨き」を採用することで「W音波振動」を実現。ヨコ磨きは毎分3万1000ストロークで、タタキ磨きは毎分1万2000ストロークである。私の手動だと、せいぜい2ストロークが限界だろう。

電源を入れる前。

電源を入れた後。

 実際にスイッチを入れると、手に振動がくまなく伝わるほどバイブが発生する。音も大きい。もはやマッサージにも使えるかもしれない。もちろん、推奨はしない。

(次ページでは、「歯ぐきが喜ぶモード」)

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