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グラボが最大12基搭載できるブロックチェーン特化システム

2018年07月19日 15時30分更新

文● 市川

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オープンフレームシステム「BLOCKCHAIN F-12」

 MSIは7月18日、ブロックチェーンに特化したオープンフレームシステム「BLOCKCHAIN F-12」シリーズの販売を開始した。価格は15万9800円。

 同社のマイニングマザーボード「H310-F PRO」を採用したオープンフレームシステム。最大12基のグラフィックスカードを搭載できる。MSI独自設計の120mmファンを吸気用に6基、排気用に6基使っているため、効率的な冷却と排熱を実現。24時間365日安定した連続稼働が可能とする。

 仕様は以下のとおり。

 12基のPCI-Express 3.0 x1スロットと、x16接続のグラフィックスカードを接続できるライザーカードが付属するほか、マザーボード上には、各PCI Expressスロット横にMining LEDが搭載されている。これによりグラフィックスカードの状態管理が可能となり、ブロックチェーンシステムの性能を最大限に発揮させられるという。

 背面のI/Oパネル部にはEZ Debug LEDが搭載されている。ブート失敗時のエラー発生箇所をいち早く特定でき、マイニングシステムの管理も容易とのこと。

 ギガビットイーサネットコントローラーにはIntel I219-Vを採用し、安定したネットワーク接続とディスクレスブートをサポート。構築した複数のシステムの導入時間を節約はもちろん、マイニングの成果を一括管理することもできるため、仮想通貨保管上のセキュリティーを向上させられるという。

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