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Office Home & Business 2016つきで6万4800円から:

MS「Surface Go」日本だけ高く

2018年07月11日 18時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)

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■Surface GoはiPadに対抗できるのか

 Surface Goは発表時アップルiPadの対抗機とみなされた。実際発表会場にiPadを持ちこみ、サイズ感を比較している人も見かけた。

 iPadとのちがいはOSだ。iPadはパソコンとOSがちがうが、Surface GoはパソコンでもタブレットでもおなじWindows 10が使えるため、データを移したり、おなじアプリケーションを使ったりという点で利便性がいい(ただし出荷時はモバイル向けのWindows 10 Home Sモードをプリインストール。通常のWindows 10 Homeに無償アップグレードできる)。拡張性も大きなちがいだ。iPadにはUSB端子もなければSDカードリーダーもなく、プリンターをつなぐのも一苦労だ。

 その上399ドル(約4万4300円)で買えるなら、税抜き6万9800円のiPad Pro 10.5型と比べても十分勝機があるのはないかという論調もあった。だがいざフタを開けると、価格差は大きくひらかなかった。あえてクラウド型のOffice365ではなくソフトをプリインストールする形をとったのは日本市場で長らくOfficeつきパソコンが受け入れられてきたからだろう。しかし価格のインパクトを保つためには直販限定でも「Officeなし」を用意すべきだったのではないか。

 企業向け、教育向けはともかく、一般向けの価格が「北米3割増し」でも「日本で売上5割増し」は狙えるか、同社の販売力が試される。



書いた人──盛田 諒(Ryo Morita)

1983年生まれ、家事が趣味。赤ちゃんの父をやっています。育児コラム「男子育休に入る」連載。Facebookでおたより募集中

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