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BOSEとソニーの首かけスピーカー、テレビか音楽で選び方が違う

2018年05月12日 12時00分更新

文● 四本淑三

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研究された装着性と防水性能

 裸にしたスピーカー本体の表面はグレーのシリコン。ドライバーのメッシュカバーと共鳴管のダクトが左右に空いているが、これでIPX4準拠の防水性能もある。ネックバンド部には、明和電機の「魚コード」のような部材が見られ、ふにゃふにゃと柔らかい。横やねじれ方向にも動き、形状記憶性があり、着脱は容易だ。

 重量はカタログ値で260g。ソニーの本体335g+バッテリー22gに比べると100gほど軽い。実際、初物でありながら本体の形状も含め、かなり研究されているようで、どこかに当たって痛みを感じることもなかった。

この形でも音はBOSE

 音に関しては、このサイズ、形状であっても安定のBOSEクオリティー。低域はしっかりブーストされ、分厚く派手に鳴りまくる。スピーカーが上を向いていることで、直接音が耳に届くために、高域側の解像感やレンジの広さも確保されている

 とはいえ、BOSEの技術をもってしても、いつものようにローエンドから持ち上げるのは難しかったのだろう。低域の量感を演出するために、ボーカルのオクターブ下くらいの帯域まで持ち上がっていて、これが人の声をマスキングする。

 気になる場合は、BOSEのスマホ用アプリ「BOSE CONNECT」から「ダイアログ調整」でカットできる。カット量は0から-8まで選べるが、私は-2くらいが適当に感じた。このアプリはスピーカー本体のファームアップにも対応するので、ぜひインストールしておきたいところ。

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