「Red Hat Summit 2018」キーノートにスコット・ガスリーが登壇
MSとレッドハット、AzureでOpenShiftのフルマネージドサービスを提供
2018年05月10日 12時00分更新
サンフランシスコで5月8日~10日(現地時間)開催している「Red Hat Summit 2018」で、レッドハットとマイクロソフトは、コンテナーオーケストレーションプラットフォーム「Red Hat OpenShift」をMicrosoft Azureからマネージドサービスとして提供することを発表した。今後数カ月のうちにプレビューで利用できるようにする。
Red Hat Summit 2018のキーノートに登壇したマイクロソフトのAzure統括副社長のスコット・ガスリー氏は、今回発表したOpenShift on Azureについて、「オンプレミスとAzureのハイブリッド環境で、WindowsサーバーのWindowsコンテナー、およびRHEL(Red Hat Enterprise Linux)のLinuxコンテナーを一貫してオーケストレーションできるようになる」と紹介。さらに、「OpenShift on Azureでは、コンテナーアプリケーション、OS、インフラまで2社からのエンタープライズグレードのサポートを提供する」と述べた。
OpenShift on Azureでは、Azure上に構築したOpenShiftクラスターから「Azure Cosmos DB」や「Azure SQL Database」、「Azure Machine Learning」などのAzureサービスに接続できる。デモでは、OpenShift on Azureを使ってAzure上にOpenShiftクラスターを数分で構築し、OpenShiftのコンソールからCosmos DBのAPIが利用できる様子が披露された。
併せてレッドハットは、OpenShiftとMicrosoft SQL Serverの統合を発表した。SQL Server をレッドハット認定コンテナーとして、Azure/Azure Stackを含むオンプレミスやクラウドで稼働するOpenShift上でネイティブサポートする。
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