Gmailをメインの登録先や連絡手段として使っているユーザーは多いかと思いますが、ちょっと設定を加えるだけでさらに便利になります。ライターの島徹さんが日常生活でも役立つGmailのTipsをご紹介。
低価格プリンターもWi-Fi搭載機種が増加
Gmailアプリから直接メールを印刷できる
時にはGmailのメール印刷が求められる場合があります。例えば、電子チケットや紙の領収書が必要な場合、もしくはケータイを使っているユーザーにネットの情報を渡す場合などです。しかし、印刷のためにいちいちPC起動するのもめんどう。そこで、スマホのGmailアプリから直接プリンターで印刷してみましょう。
iPhoneやAndroidスマホは、近年のWi-Fi搭載のPC向けプリンターの多くと手軽に接続して印刷できます。例えば、実売5500円前後と低価格なキヤノンのスキャナー搭載プリンター「PIXUS MG3630」ですら、Wi-Fiに対応しています。
スマホと接続しての印刷方法は「ファイルの印刷」とGmailなど「一般アプリからの印刷」の2つに分けられます。今回は、自宅のWi-Fiにスマホとプリンターが接続されているという前提で、キヤノンのプリンターを例にご説明します。
スマホ内の写真や文書など「ファイルの印刷」だけなら、メーカーの専用アプリを使います。キヤノンのスマホ対応機種の場合は、多くのモデルがiPhoneなどのiOSとAndorid向けそれぞれに「Canon PRINT Inkjet/SELPHY」アプリを提供しています。ただ、このアプリを入れてもGmailから印刷はできません。
Gmailアプリなど「一般アプリからの印刷」を利用する場合は、OSの標準機能を使います。iPhoneなどのiOS機器の場合、「AirPrint」対応プリンターならすぐに接続して印刷できます。Androidの場合は「メーカー独自のプラグイン」から印刷します。
今回は詳しく解説しませんが、iOSとAndroid問わず、GmailなどのGoogleのアプリから「Google クラウド プリント」を使って対応プリンターへの遠隔プリントも可能です。ただし、これを利用するには事前にプリンター側の設定が必要な場合があります。
先ほど紹介した「PIXUS MG3630」など、最近のプリンターの多くは、iOS向けの「AirPrint」と、Android向けの「メーカー独自のプラグイン」、Googleのアプリ向けの「Google クラウド プリント」のいずれにも対応しています。
実際にGmailアプリで印刷してみましょう。Gmailアプリでメールを開いて、画面右上の「…」メニューを開いて「すべて印刷」か「印刷」をタップします。
次に、どの方法で印刷するかを選びます。
iPhoneなどiOSの場合は「AirPrint」をタップし、同じWi-Fi内にある対応プリンターを選択して印刷します。
Androidは標準では「PDF形式で保存」になっていることが多いので、「すべてのプリンター」からプリンターを追加します。各メーカーのプラグインが表示されるので、対応したプラグインをインストールしましょう。成功したら、同じWi-Fi内の対応プリンターを選んで印刷できるようになります。なかなか認識されない場合は、いちどスマホを再起動してみるといいでしょう。
あとは、プレビューを確認して印刷するだけです。Gmailの内容を紙に印刷することが多い方は、いちど試してみてはいかがでしょうか。
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