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椅子やベビーカーの処理などのオペレーションが完璧:

回転寿司の赤ちゃん連れ対応がプロだった

2018年03月19日 16時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)

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 先日テラスモール湘南の回転寿司(がってん寿司)に行ったのですが、赤ちゃんがいると見るや赤ちゃん椅子を用意し、親が座る位置を確認して設置、ベビーカーに貴重品が入っていないことを確認して所定の位置に移動させ、何も言わないうちに食器と水と大量のお手ふきを用意するプロの対応をされました。すごい。

 アスキーの盛田 諒(35)です、こんにちは。1歳児の親をやっています。赤ちゃんが生まれて2ヵ月の育休をとりコラムを書いていました(男子育休に入る)。先週は日経MJさんにもFacebookでの投稿をご紹介いただきました。先日訪れた回転寿司の店に感激したのでご紹介したく筆をとりました。

 赤ちゃんウェルカムのファミレスには何度もお世話になっているのですが、ここまでスムーズなサービスは初めてでした。同店は回転すしとしては価格が割高なのですが(1人2500円くらいでした)、サービス料金を含んでいると思えば納得でした。ほかの飲食店もがってんオペレーションを導入してほしいくらいです。

 カウンターだけの中華など「赤ちゃん/子どもがいるから行けないな~」という飲食店はよくあります。

 けれども赤ちゃんにやさしい店づくりをすれば「じつは行きたかった」という家族連れが来たりしてビジネスチャンスになるんじゃないかなと思います。逆に価格が高くて味もサービスも良くないのに「座敷があって子ども連れで使いやすい」というだけで重宝されているチェーン店はあり、淘汰されてほしいです。

 赤ちゃんと暮らしていると「ベビーカーが入れない」「男性が使えるおむつ替え台がない」など社会の小さなバリアに気づかされます。バリアがあることで行きたかった場所に行けない≒消費されるはずのものが消費されないことがあると考えると、非常にもったいないと感じます。いわゆる機会損失です。

 余談ですが、グーグルは今月15日からGoogleマップで車椅子対応の経路検索をできるようにしています。ベビーカーを使っている身からするとGoogleマップまじ神です。訪日外国人観光客需要を考えても社会全体はバリアなくつくられていたほうが有利です。もっと赤ちゃんをもてなすプロに増えてほしいと感じます。



書いた人──盛田 諒(Ryo Morita)

1983年生まれ、家事が趣味。赤ちゃんの父をやっています。育児コラム「男子育休に入る」連載。Facebookでおたより募集中

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