グラハムは3月12日、2018年の新作モデル「クロノファイター スーパーライトカーボン」を発表した。価格は129万6000円で、販売は5月頃を予定。
グラハムは、1995年にエリック・ロト氏が設立したスイスの高級時計ブランド。「クロノグラフの父」と言われるジョージ・グラハムの精神を受け継いでいる。
「クロノファイター」は、彼のNOT EVERY BODY’S WATCH(通好みの時計)という哲学から生まれた代表的モデル。第二次世界大戦中、防寒用の分厚いミトングローブを着た爆撃機パイロットのために開発されたシステムに基づいており、左側の巨大なトリガー型プッシュボタンが特徴的。 一目でグラハムとわかる個性的なデザインで、デビュー以来、多くの時計ファンを魅了してきたという。
スーパーライトカーボンは、2009年から2011年まで「Brawn GP Formula one チーム」のスポンサーを務めたグラハムと、モータースポーツとの関わりをバックボーンに誕生。
コンマ1秒を争うレーシングカーには軽量化は非常に重要で、さまざまなパーツにカーボンを使用している。スーパーライトカーボンでも同様の軽量化を計るためウォッチケースやトリガー、ベゼル、ダイアル、バックル部分に、それぞれ異なる種類のカーボン素材を採用。総重量100gに満たない超軽量を実現した。
ラバーストラップに新しく採用された3色のカラーには「オレンジ=予感」、「グリーン=アクション」、「紫=自信」という意味が込めたという。
ムーブメントは自動巻クロノグラフキャリバー G1747、2万8800振動、パワーリザーブ48時間、インカブロック耐震装置、25石を搭載。機能は時/分/秒、クロノグラフ(秒・30分積算計)、日付表示(8時位置)。防水は10気圧に対応。
ケースは直径47mmで、素材にスーパーライトブラックカーボンを採用。そのほか、トリガー/ベゼル素材はブラックカーボン、ケースバック素材はスモークド サファイア クリスタルを使用。
風防はサファイアクリスタルで、両面無反射コーテング。仕上げはリセットボタン/ラバーストラップで、クルドパリ装飾仕上げ。ダイアルはブラックカーボンダイアル(3Kカーボンフレーム)、スーパールミノバ・コーティングのインデックスおよび時・分針 イエロー/レッド(クロノグラフ秒針、秒針、30分計針)を採用。ストラップはクルドパリ装飾のラバーストラップで、ピンバックル(ブラックカーボン)を使用。