「SNSって、本当に世界中で自分の名刺がわりになる」
年が明けて2018年となりましたが、昨年の9nineは、地上波のレギュラー番組やアニメへの主題歌提供・キャストとしての出演など、精力的な活動ぶりが記憶に新しいところです。たくさんの活動でかんちゃんは何を感じたのか、振り返っていただきました。
「去年は本当に目まぐるしかったです。9nineとしてレギュラー番組を持たせていただいたり、『THE REFLECTION』で声優をさせていただいたり、その繋がりで海外にもライブをしに行って……。なかなか一年でアメリカ・ヨーロッパ・アジアを回れることなんてないと思うので、今振り返ってみると本当にすごいなあって。ロサンゼルスに行ったとき、ラスベガスにも連れて行ってもらったんですけど、もう映画とかに出てくる世界そのままで。ラスベガスでは、シルク・ドゥ・ソレイユの『Ka(カー)』っていうショーとかも見たんですけど、舞台がいきなり動いて垂直になったり斜めになったりとか、舞台上で花火が打ち上ったりとか……もうなんか、意味が分からないことが行なわれすぎてて、すごく印象に残りましたね(笑)。
アニメのアフレコは……乗り切れたのは全部うっきー(佐武宇綺)のおかげです(笑)。イチから教えてもらいながら、収録前はみんなで集まって練習してました。当然ですけど、いつも歌っているレコーディングと全然違うので、『マイクに声を乗せるってどういうこと?』って考えこんじゃったりしましたね。実際に挑戦してみて、うっきーもたくさん練習したり研究したりしてたんだなあ、凄いなあと思ったし……レギュラー番組でもそうですけど、去年はいろいろチャレンジした結果、改めてメンバーをリスペクトする機会が多かったなと思っていて。本当にいろんなものを見て、肌で感じて、吸収が凄かった年っていう感じです」
そんな活動の合間も、趣味のカメラを持ち出す機会は多かったという彼女。本人の印象に強く残っているのは、やはりライブで海外へ行った際の景色だったようです。
「もちろん、海外に行くときはカメラも持って。ただ、壊れたりが怖いので、一番大きい一眼レフカメラじゃなくて、ミラーレスにちょっとレンズを買い足していきました。上海では魚眼レンズを使ったんですけど、とにかくビルが多くて、下から角度をつけて撮るとすごくいい感じになったのを覚えてます。でも、結局枚数を一番撮ったのはスペインですね。街並みが絵本の世界っていう感じなんですよ。わあーって、テンション上がっちゃいました(笑)。
海外に行って実感したんですけど、TwitterとかInstagramみたいなSNSって、本当に世界中で自分の名刺がわりになるんですよね。向こうのイベントとかだと日本のタレントって珍しいから、みんな寄ってきてくれるんですけど、そこでInstagramとか見せると『やってる! フォローするね!』ってなるから。そういう意味では、写真って一目で評価できるものだし、人と繋がる一番のツールなのかなとは思っています」
「皆さんとの約束をたくさん作っていきたい」
2018年はテレビ番組やイベント出演など、年明けから9nineとしての活動がスタートしています。今年の目標やこれからの活動についても、お話を伺いました。
「9nineのライブの演出をメンバーみんなで担当するようになってから、きちんと自分で発信することの大切さは今までより強く感じるようになってきました。ファンの方々って、たとえばライブのステージとか音楽とか映像とか、何かしらの作品を見て評価をくれるので、そこも私たちが企画からしっかり考えて、見てくれる人とキャッチボールがしたいし、そういう意味でファンの方々とより深く繋がっていきたいんです。ライブを見て『良かった』だけじゃなくて、『ここもメンバーのみんなが考えてるんだ、じゃあもっと好き』って感じてもらえたら、それが一番いいのかなって。
自分なりの今年の目標は、当たり前かもしれませんけど、『自分がこうしたい』よりも、『みんながどう思ってくれるか』を大事にして動くことです。そのためには、やっぱり見てくれる人と常にコミュニケーションを取ってなきゃいけない。たとえば、写真を撮ったら定期的に発表する場を作るとか、今回みたいな動画の配信とか、それこそ動画編集も勉強して、自分から発表できるものを増やしたりとか。なるべく毎日だったり毎週だったり、定期的にやらなきゃなと思っています。誰かに「その日のために頑張ろう」って思ってもらえたらいいですよね。
去年は9nineとしてたくさん活動させていただいたんですが、ワンマンライブの間隔がけっこう空いてしまったこともあったので、どこかで繋がれる場所を作っておく大切さも感じました。ありがたいことに、今年は年初から毎週出させてもらえるネット番組もあるんですけど……もっと会える機会とか見られる機会、ファンの皆さんとの約束をたくさん作っていきたいです。本当に機械音痴なんですけど(笑)、アクティブな分、パソコンに向かう時間を作るのもいいと思うんですよね。ちょっと自分の首を絞めてでも頑張りたいです!」
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