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業界人の《ことば》から第268回

「これまでAWSを攻撃してこなかった」日本オラクルが対抗心見せる

2017年10月26日 09時00分更新

文● 大河原克行、編集●ASCII.jp

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今回のことば

 「日本オラクルは、AWSを攻撃するような発言をあまりしてこなかった。だが、私は、AWSとの違いについて、もっと訴求した方がいいと思っている」(日本オラクルのフランク・オーバーマイヤーCEO)

 2017年6月にフランク・オーバーマイヤー氏が日本オラクルの執行役 最高経営責任者(CEO)に就任して、約4ヵ月が経過した。

 「日本は美しい国だと感じていたが、予想以上だったのが、日本の食事がおいしいこと」と笑う。

 IT業界で25年以上の経験を持つオーバーマイヤーCEOの経歴は複雑だ。

 1991年7月に、ヒューレット・パッカード ドイツに入社してキャリアをスタート。1993年8月にComputer 2000(現Tech Data)に入社。1995年4月には一度、オラクル・ドイツに入社したが、その後オメガITソリューションズ、Unit.Net スイス、アバイア ドイツを経て、2007年1月にはデル ドイツに入社。2009年1月に、同社セントラルヨーロッパ グローバルセグメント エリアバイスプレジデントに就任した。その後、テレプラン インターナショナル ネザランドを経て、2011年3月ヒューレット・パッカード ドイツに再び入社。2013年4月には、ヒューレット・パッカード スイス チーフ・オペレーティング・オフィサーに就任し、2014年4月に米ヒューレット・パッカード ワールドワイドチャネルセールス担当バイスプレジデントに就任した。

 そして2015年2月、再度オラクル・ドイツに入社し、テクノロジーセールスビジネスユニットのバイスプレジデントに就任。2017年6月に日本オラクルの執行役 最高経営責任者(CEO)に就任した。アジアでの勤務は今回が初めてだ。

日本の主要顧客はすべてデジタル変革が加速

 日本オラクルの執行役 最高経営責任者(CEO)に就任してから優先したのは、顧客との対話だった。

 オーバーマイヤー氏は30社以上の顧客を訪問。「対話を通じて、顧客の課題をきちんと理解すること。そして顧客の戦略を理解し、その戦略が現時点でどこまで進捗しているかを知り、それに対して日本オラクルはなにができるのかを把握することから始めた」とし、「主要な顧客のすべてが、デジタル変革を加速しており、そこにオラクルのSaaS、IaaS、PaaSの強みが生かせることがわかった」とする。

 対話を重視するのは、オーバーマイヤー氏の手法だといえる。

 オーバーマイヤー氏は社長就任会見で「日本の顧客とビジネスニーズ、期待を理解すること」、「日本市場に必要な『Open-Scalable-Complete-Ready』なクラウド環境の構築を実現すること」などに取り組む姿勢を明らかにしていた。

 「私は日本オラクルのCEOとして、顧客のニーズを理解すること、クラウドの専門家になること、日本の顧客に対して最適な環境を提案すること、という3つの方針を打ち出した。日本オラクルの社員が持つクラウドに関する専門知識をさらに高め、SMB(中小企業)向けの営業体制も強化したい」と語る。

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