限られた予算内でパフォーマンスをなるべく落とさず、用途に適したPCを組めるPC自作。安いが品質、性能の悪くないパーツをチョイスするなど、構成パーツの選定は難しくなるが、そこは日々、最新パーツに触れるショップスタッフに、相談すれば問題解決。
秋葉原の「パソコンショップ アーク」、「パソコン工房 秋葉原 BUYMORE店」、「TSUKUMO eX.」のスタッフに、オフィスワークや家族のメール、ウェブ、動画視聴などの日常作業向けPCや、その人気は留まることを知らない「PUBG」こと、「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」のプレイを想定したゲーミング向けPCの構成を考えてもらった。
海外で注目を集めるPUBG 1000ドルPC
GTX 1060 6GB&Ryzenで構成!
秋のPC自作レシピの大トリをつとめるのは、1回目と同じく、「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」に焦点を合わせたPC構成だ。
提案は、大学入学まで家族とともに海外で暮らし、はじめての自作PCは15才のときにニュージーランド在住時に組んだという自作歴20年以上のTSUKUMO eX.スタッフの紅谷さん。ネイティブ英会話で、楽しそうに談笑しながら、海外からのお客さんにパーツ構成の見積もりをしている姿は、TSUKUMO eX.では、おなじみだったりする。
そんな紅谷さんが、OS別10万円台の予算でPUBGが遊べる構成が欲しいという人に提案しているPC構成が、海外で1000ドルPCとして、注目を集めているという「Ryzen 3 1200」と「GeForce GTX 1060 6GB」の組み合わせだ。
「当然、もう少し予算を投入できる人には、インテルCPUやRyzen 5のコストパフォーマンスが良い構成をオススメしますが、GeForce GTX 1060 6GBを最低ラインに、10万円台でゲーミングPCを組みたいという人には、Ryzen 3を使ったこの構成をオススメしています」という。
「ちなみにRyzen 3 1200は海外では、そこそこ冷えるCPUクーラーが標準で付属し、3.8GHzクラスまでオーバークロックを行なえる点や、メモリクロックやCLの設定次第でパフォーマンスアップを狙えるといったインテルの同価格帯CPUにはないチューンアップ性が受けており、人気になっていますね」と紅谷さん。
「オーバークロック関連は自己責任、保証対象外になりますし、パフォーマンスが劇的にアップする訳ではないですが、PCチューンナップのおもしろさを楽しんでみたい人にも良いですよ」と語っていた。
GTX 1060&Ryzen3の11万円PCでドン勝!
海外情報に敏感なTSUKUMO eX. 紅谷さんチョイス PUBGを遊べる1000ドルPC! Ryzen3 1200+GTX 1060で構成 |
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CPU | AMD「Ryzen 3 1200」 (4コア/4スレッド、定格3.1GHz、ブーストクロック3.5GHz) |
1万2980円 |
マザーボード | ASUS「ROG STRIX B350-F GAMING」 (Socket AM4、B350、ATX) |
1万5480円 |
メモリー | CORSAIR 「CMK16GX4M2A2666C16」 (DDR4-2666、8GB×2枚) |
1万7480円 |
SSD | Crucial「CT275MX300SSD1」 (MX300 275GB、2.5インチ SATA3) |
1万980円 |
HDD | なし | |
ビデオカード | ASUS「STRIX-GTX1060-DC2O6G」(GeForce GTX 1060 6GB) | 2万9980円 |
PCケース | サイズ「旋風(SCY-CFS3-BK)」(ATX) | 6980円 |
電源ユニット | 玄人志向「KRPW-AK650W/88+」(80PLUS Silver 650W) | 6980円 |
小計(税抜) | 10万860円 | |
消費税 | 8069円 | |
総額(税込) | 10万8929円 |
※価格は10月7日調べ。店頭価格ならびに在庫を保証するものではありません。
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