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バッテリー内蔵ケース付True Wirelessと士郎正宗モデルが登場

iPhoneでもOK! Bluetoothヘッドホン国内最大手が音にこだわった新型を試聴三昧

2017年09月26日 11時00分更新

文● 飯島範久 撮影●高橋智 編集●ASCII

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True Wireless「LBT-TWS01」と士郎正宗モデル「LBT-SL100」を、iPhoneとウォークマンで試聴してみた

True Wireless「LBT-TWS01」を試聴してみた!
ワイヤレスを使いだしたら、もうワイヤードには戻れない

 ということで、さっそく2つの製品をそれぞれ試聴してみた。プレーヤーは、iPhone 7 Plusとウォークマン「NW-A30」の2つを使用した。

 まず、True Wirelessの「LBT-TWS01」。クレードル・ケースは、ヘッドホン本体をセットしていても、実測で42gと非常に軽く、サイズ的にも持ち運びに苦にならない。充電もヘッドホンをセットするとLEDランプが付き、残りのバッテリー容量も分かりやすく、USB給電により充電できるので、万が一でもモバイルバッテリーやiPhoneの充電器でも充電できるのはいい。

 ヘッドホン本体は、バッテリーを内蔵することでわずかに重く感じるが、実測で6.5g程度。3Dイヤーアームがいい感じにヘッドホンを固定してくれるので、歩いていてもズレることはなく、音質が変わることもない。落下しないという安心感は、True Wirelessのヘッドホンでは非常に大切だ。

 Bluetoothヘッドホンということで、まずはペアリング。方法は簡単で、プレーヤー側のBluettothをオンにして検索状態にする。そのあと、ヘッドホン本体にあるボタンを左右同時に3秒ほど押すと、まず左右のヘッドホンがペアリング完了し、その後プレーヤー側に機器名が表示される。選択すれば接続完了で、次からは左右のヘッドホンのボタンを同時に3秒ほど押すと、起動と左右がペアリングされ、プレーヤー側も認識して自動的に接続される。

使い始めに接続方法だけ覚えておこう。とはいえ、難しい操作ではないのでご安心を

 これらの動作は、耳に装着しながら行なうといい。3秒ボタンを押すと「プー」という音がし、「ライトチャンネル」「レフトチャンネル」とそれぞれのヘッドホンからがペアリングが成功した旨のコールが鳴る。その後「ビッ」と音がすればプレーヤーと接続された相図。ここでプレイボタンを押せば音楽を楽しめる。

 一方、終了する際は、片方のボタンを長押しして「プー」という音がすれば電源が左右とも切れる。もし、クレードル・ケースにすぐしまうのであれば、電源をオフにする必要はない。そのままケースにセットして蓋を閉めるだけで、プレーヤーと接続が解除され充電が開始される。

電源やペアリングを終了させず、耳から外して直接クレードルに収納してもOK。自動的に接続や電源が切れて充電が始まる

 また、スマホを操作していてもケーブルが邪魔することはない。何より通勤・通学電車でよく味わうであろう、ケーブルがほかの乗客に引っかかって抜け落ちるというトラブルから解放される! ワイヤレスのありがたさをしみじみと感じる瞬間だ。もうケーブル付きには戻りたくなくなる。

 音質はと言うと、じつに素晴らしい。特に高域のキレの良さはドンシャリ好きの筆者にとって感動すら覚えた。低音もよく響いてバランスもよく、ボーカル曲のときもしっかり歌声が響いて心地よい。クラシックを聞いても、微細表現もしっかりしていて、空気感を感じる。音の広がりも感じるので、その場で演奏しているかのようだ。

「LBT-TWS01」をiPhone 7 Plusで聴く。音道の先端にドライバーがあるためか、True Wirelessとは思えぬほど鮮明だ

 ウォークマンの場合は、イコライジングをはじめとした音質調整がすべて働かない。それでも、低域から高域にかけて脳内に響き渡る感じで、音質調整は必要ないほど。なお、1点注意が必要で、ボリュームがその都度リセットされるため、接続直後に再生する際はボリュームに気を配ろう。

「LBT-TWS01」をウォークマン「NW-A30」で聴く。やはりDirect Contact Mount構造のおかげか、中高域のキレは確か

ネックバンドのシロマサモデル「LBT-SL100」を試聴してみた!
プレーヤーで聴くと真の実力がわかる!

 一方、アニソン用の「LBT-SL100」は、リモコンとバッテリーケースがつながったネックバンドタイプ。ケーブルはあるが、何しろデザインがかっこいいので耳に装着しても目立つ。装着感も上々で、密閉感も高い。

 ペアリングは、リモコンの真ん中にあるボタンを長押しして起動。LBT-TWS01同様、プレーヤー側で検索をかけると機器名が表示され、選択することでペアリング完了になる。あとは、電源を入れるだけで自動的に接続できるようになる。

 リモコンがあることで、プレーヤーを手元でコントロールできるのはうれしい。プレーヤーをポケットやカバンにしまってしまった場合、その都度出すのは面倒。リモコンはちょうど左耳元あたりにくるが、指で触ってボタンが認識できるので、操作に迷うことはない。

「LBT-SL100」をiPhone 7 Plusで聴く。声優が歌うことの多いアニソン特化らしく、声のツヤをよく表現してくれる

 音質はと言うと、まずiPhoneで使ってみたが、価格差もありLBT-TWS01に比べれば若干明瞭感は落ちるものの、アニソン系の楽曲ではボーカルの声が透き通って耳に入る感じがいい。筆者好みのドンシャリ系楽曲でも十分満足する。

 ウォークマンでも聴いてみたが、これがiPhoneよりも音質は良い! LBT-TWS01に比べても引けを取らないレベルだ。LBT-TWS01ではスマホとウォークマンでそれほど差を感じなかったこともあり、ちょっとこれにはビックリ。低域も良く響き中域から高域に掛けてはクリア感もある。

「LBT-SL100」をウォークマン「NW-A30」で聴く。明らかにスマホとの違いが出た。こちらは専用プレーヤーで使うのが吉だ!

まとめ:もはやメインストリームと化したBluetoothヘッドホン
True Wirelessとネックバンド、iPhone X発売までに決めておこう!

 2機種試用してみたが、プレーヤーとケーブルでつながることなくそれぞれ独立して扱える快適さは、一度覚えてしまうと元には戻れない。音質面もケーブルありと比較しても遜色なく、True Wirelessを長時間使ってみたが、特に接続がおかしくなることもなかった。

 どちらのヘッドホンも密閉性が高いので、ボリュームを絞っても問題ないため、通勤・通学時の音漏れの心配も低い。iPhone X/8/8 Plusが発表されたが、もちろんヘッドホン端子はない。同時にBluetoothヘッドホンを購入するなら、予算に合わせてこれらの製品をチョイスすることをオススメする。

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