Galaxy Note8が発表されました。日本での販売予定は現時点では未定。しかし、すでに日本語のウェブページができていることから、キャリアから販売する動きが水面下で進んでいると考えられます。
また、本体に合わせてアクセサリーも発表になっています。フリップカバーなどそのほとんどの製品がこれまでのGalaxy各モデルで出てきたものですが、その中には注目すべき製品や、新たに登場してきた製品もあります。
「日本語が使える」キーボードカバーの夢を追いつづけたい
筆者が一番気になっているのはもちろんこれ、キーボードカバーです。「いいかげん、もう夢を追いかけるのはやめたらどうですか」と編集担当に言われ続けていますが、これを使って日本語をサクサク打てる夢は永遠に追い求めたいもの。
発表会会場では撮影時間ギリギリだったために、本体に装着しましたが日本語入力を試すまではできませんでした。
なお、すでに韓国ではサムスンのお店にキーボードカバーの実物が参考展示されているとのこと。9月15日の発売日には、キーボードカバーも同時に販売開始となるのでしょうね。是が非でもすぐ入手して日本語入力を試したいものです。
仮に日本でGalaxy Note8が出てきても、NFC周りの関係で海外のキーボードカバーは使えません。「日本向けにもキーボードカバーを、それがだめなら海外版での日本語入力を!」と筆者は何度も関係者に陳情しています。
果たして、グローバル版のGalaxy Note8に取り付けたキーボードカバーで日本語は入力できるのか? 続報をぜひお待ちください。
さて、一般的なカバーは透明なフリップカバー、時刻などを表示できるLEDカバーなど、定番製品がGalaxy Note8用にも出てきます。このあたりはGalaxyシリーズの標準カバーともいえますよね。なので、ぜひ本体に1個くらい付属させてほしいもの。
韓国ではGalaxy Note FEに透明カバーを付属させており、それが結構人気だと言います。Galaxyシリーズのケースはそこそこの値段がしますから、売れれば売れただけ利益になるのでしょう。
しかし、本体とは別に数千円もする純正ケースを買うのは余計な出費と思うユーザーも多いハズ。透明カバーでもいいので、なにかしら付属させてほしいものです。
SペンはNote7/Note FEやタブレット版のものも使える
ところで、Galaxy Note8の本体に収納できるSペンですが、ペン自体のサイズはGalaxy Note7、Galaxy Note FEと同じのようです。実機に装着してみましたが、Note8とNote FEとの間でお互いのペンの抜き差しが可能でした。
Note 7/Note FEには本体がブルー、側面がゴールドという「ブルーコーラル」というカラバリがあります。このカラバリに付属のSペンは、ペン本体はブルー、ペンの頭の部分がゴールドと言う2色になっています。
Galaxy Note8にはこの色合いの本体カラーやペンは存在しません。中国の深センのパーツ問屋に行くと、いまでもGalaxy Note 7のSペンを取り扱っている店もあります。Note8を入手したなら、Sペンだけは別途このブルー・コーラルカラーなものを入手して使うってのもマニアックな楽しみ方になるかもしれません。
Galaxy Tab S3用に販売されているステッドラーとコラボしたSペンも使えます。実はGalaxy Note8の新製品発表会の参加者にはこのステッドラーSペンが配られたようです。
筆者は会場が閉まる最後、ギリギリの時間まで取材していたので、出てきた時はもうカウンターは閉まっていて入手できず……。
筆者がGalaxy Note8のカバーとして求めるもの、それはこのステッドラーのSペンのように、より書き味の良いペンを収納できるケースを出してくれることです。
横開き式で、折り曲げ部分にペンフォルダーがあり、そこにより本物のペンに近いサイズのSペンを収納できるようにしてほしいのですよ。
Galaxy Tab S3用のSペンは太いサイズですし、過去にはサムスンは高級万年筆のモンブランと提携した、モンブランブランドのSペンを出していました。ペンが売りのGalaxy Note8だけに、Sペンのバリエーションは増やしてほしいところ。ワコムから出ていた「Bamboo Smart」の復活も願いたいです。
恒例のレンズカバーはNote8では出てこない?
ところで、Galaxy Note8はようやくデュアルカメラを搭載しました。より強力なカメラ機能はうれしいのですが、これまでのモデルに用意されてきた、望遠とワイドレンズが使えるレンズカバーは用意されなくなってしまいました。
このレンズカバーに取り付けるレンズは口径も大きく画質も悪くないのですが、デュアルカメラになってしまえば取り付けようがありません。
Galaxy Note8の発表会では、Galaxy S7にレンズカバーを付けて取材をしているジャーナリストを見かけました。声をかけるとやはり「Note8にはレンズカバーが無くて残念」と話していました。筆者もレンズカバー愛好者だけに、無念です。
このレンズカバーの開発にはサムスンの旧デジカメ部門が関わっていたと言われていますが、同社はすでにデジカメから撤退して数年が経っています。純正レンズカバーの製品価値も、そろそろ潮時なのかもしれませんね。
史上最強スマートフォンとも言えるGalaxy Note8だけに、従来には無かったアクセサリーの登場にも期待したいものです。
モトローラの「Moto Mods」ほどではないにしろ、スピーカーや背面装着式のバッテリーなどならいますぐにも商品化できないものでしょうか。
新製品発表会には展示されなかった、隠し玉的なアクセサリーがこれから出てくることに期待したいものです。
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