Intel X299チップセットを搭載したLGA 2066対応マザーボードの販売が26日からスタートした。登場したのは、GIGABYTEが3モデル、MSIが4モデル。なお対応CPU「Core X」シリーズの発売は、現時点で未定となっている。
X299は、インテルが2017年6月のCOMPUTEX TAIPEIで発表した「Core X」シリーズに対応するチップセット。開発コードネーム“Basin Falls”と呼ばれていた新プラットフォームで、ソケットも従来のLGA 2011-v3と異なる「LGA 2066」を採用している。
ポイントになるのはCPU。下位モデルで4コア/4スレッドの「Core i5-7640X」や「Core i7-7740X」の“Kaby Lake-X”と、上位モデルで6コア12スレッド以上の“Skylake-X”という2つのシリーズが存在するところ。大きなところでは、Core Xシリーズの対応メモリーはDDR4-2666正式サポートだが、Skylake-Xはクアッドチャンネル、Kaby Lake-Xはデュアルチャンネルとなる。
X299搭載マザーボードでは、8本のDDR4 DIMMスロットが用意されているが、“Kaby Lake-X”利用時には片側4スロットのみを使用することになる。さらにレーン数の仕様も異なるため、“Kaby Lake-X”搭載時に排他仕様となる拡張スロットやストレージインターフェイス等がある点には注意したい。なお、CPUのパフォーマンスについては「Core i9-7900X&Core i7-7740X速攻レビュー」を参照いただきたい。
以下は、本日発売を確認したモデルと価格だ。CPU登場時に購入予定という人も多いかと思われるが、今からチェックしておこう。なお、販売ショップは、パソコンショップアーク(27日から)、ドスパラ パーツ館、パソコン工房秋葉原BUYMORE店、ツクモパソコン本店、ツクモDOS/Vパソコン館、TSUKUMO eX.。