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PCゲームの快適プレイに必要なCPUを吟味する

Core i7とRyzen 7、最新FF14とGears of War 4で有利なのはどっち?

2017年06月16日 11時00分更新

文● 加藤勝明 編集●ジサトライッペイ

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3点の散らばりが少ないWQHD&画質“中”設定

WQHD&画質“中”設定、Core i7-7700Kにおけるフレームレートの推移。

WQHD&画質“中”設定、Core i5-7600Kにおけるフレームレートの推移。

WQHD&画質“中”設定、Ryzen 7 1800Xにおけるフレームレートの推移。

WQHD&画質“中”設定、Ryzen 7 1700Xにおけるフレームレートの推移。

WQHD&画質“中”設定、Ryzen 7 1700におけるフレームレートの推移。

WQHD&画質“中”設定、Ryzen 5 1600Xにおけるフレームレートの推移。

 WQHDでは画質を“中”設定にすると、フルHD時よりも3色の点の散らばり方が少なくなり、Core i7とRyzen勢の違いがより明確になった。RyzenはCPUがボトルネックになり、GeForce GTX 1080 Tiの限界に挑むという点で弱いと言えるだろう。

4Kの“中”画質時はどのCPUでもGPUがボトルネックになるため、こんな感じのグラフになる。左がCore i7-7700K、右がRyzen 7 1700。

まとめ:GPUパワーを絞り出すならCore i7-7700K一択!

 以上で検証は終了だ。「ファイナルファンタジーXIV:紅蓮のリベレーター」公式ベンチマークでは、Core i5/i7がRyzen勢に比べて高いスコアーが出せるというだけでなく、テストシーンのフレームレート推移においても、ハイエンドGPUのパワーを絞り出せることがわかった。

 「Gears of War 4」でも同様の結果が得られたが、CPUの負荷が高く、Core i5-7600Kではマルチスレッド性能不足に起因するフレームレートの激しい変動も認められた。同じ投資で高性能GPUのパワーを活かしたゲーミングPCを組むなら、Core i7-7700Kは最も効果的な選択だ、と言える。

 ただし、Core i7-7700Kもうかうかしてはいられない。GOW4の実フレームレートではCore i7-7700Kに負けはしたものの、Ryzen勢はCPUのマルチスレッド性能を活かしきれていない。この余力を活かすゲームが出てくれば化けるかもしれない。機会があれば今後もこうした検証を続けていきたいと考えている。

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