COMPUTEX TAIPEI 2017の開催に合わせて、例年通りグランドハイアット台北のプライベートルームで展示を行なったPhanteks。今年の目玉はタワー型(?)PCケースの「EVOLV SHIFT」だ。
「EVOLV SHIFT」は、Mini-ITX対応PCケース。DIY水冷パーツの組み込みを前提に設計された「EVOLV SHIFT X」と、CPU/GPU/2基のオールインワン水冷キットを搭載することを前提とした「EVOLV SHIFT」の2モデルが用意される。
「EVOLV SHIFT X」は、サイズ170(W)×274(D)×650(H)mmのPCケース。ケース内の配線をなるべく見せず、フロントおよび両サイドからきれいに魅せたいというコンセプトから開発された。
内部構造も独特で、熱源となるマザーボードはトップに配置。ビデオカードは製品付属のライザーケーブルを使い、サイドから見えやすいよう横向きに搭載する。シャドウベイは、3.5インチ×2、2.5インチ×4。
冷却ファンはフロントに120/140mmが3基、ボトムに120mmまたは/140mmが1基搭載可能。いわゆる煙突効果により排気する仕組みだ。電源ユニットはSFX/SFX-Lサイズに対応する。
高さが低くなった「EVOLV SHIFT」は、サイズ170(W)×274(D)×470(H)mmとなる「EVOLV SHIFT X」の小型モデル。押すとパカッと開くトップカバーがプラスチック(「EVOLV SHIFT X」はアルミ製)になっている点や、シャドウベイが3.5インチ×1、2.5インチ×2と削られている。
予価は「EVOLV SHIFT X」が2万円台、「EVOLV SHIFT」が1万円台を想定。今年の秋ごろには日本でも購入できる予定だ。
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