このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第503回

桜満開のお寺で春らしい猫風景

2017年04月07日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
桜と猫カップル。奥にいるチャトラの方が手前のチャシロに頬ずりをしかけてるのである。桜のピンクと一緒にどうぞ。なんともラブリーな春のひととき(2017年4月 富士フイルム X-T2)

桜と猫カップル。奥にいるチャトラの方が手前のチャシロに頬ずりをしかけてるのである。桜のピンクと一緒にどうぞ。なんともラブリーな春のひととき(2017年4月 富士フイルム X-T2)

 春ですな。春といえば桜。

 平日なのに桜を愛でに来た人々が集まっているとあるお寺。ふと機会があって訪れてみると、明らかに桜じゃないものを見てる人たちがいる。

 もしや、と思ってカメラを向けてみると、案の定2匹がちょこんと日向ぼっこである。

 背景には桜。ああ、見事に春らしい。

 もちろん2匹ともちゃんと写るアングルを探して撮影。いろんな人に注目されてたので猫もキョロキョロである。動きそうだったので、まずシャッターを切ったのがこちら。

左右それぞれ離れたところに猫を発見。離れているから仲がよくないのかと思いきや……(2017年4月 富士フイルム X-T2)

左右それぞれ離れたところに猫を発見。離れているから仲がよくないのかと思いきや……(2017年4月 富士フイルム X-T2)

 もうちょっとカッコいいアングルで撮り直そうと思ったら裏に隠れられてしまった。

 猫の前にいるのがひとりだと猫の気を引いたり、逆に警戒されないようしばらくじっとして様子を伺うのだが、いろんな人に注目されてると人に慣れた猫もなかなか落ち着かないから。

 でも、隠れられたからといって諦めるのはちょっとムリ。

 猫たちが嫌がってたらカメラを向けるのやめようという気持ちでそっと裏に回って見ると、2匹が元気に合流してました。

 仲が悪いわけではなかったのね。

 怖がらせないようにそっとしゃがんでカメラを構えて見守ってたら、にゃあと鳴いてくれたのでその瞬間を。

モニターをチルトさせて超ローアングルで見上げてみた(2017年4月 カシオ EXILIM EX-ZR4000)

モニターをチルトさせて超ローアングルで見上げてみた(2017年4月 カシオ EXILIM EX-ZR4000)

 で、この2匹、実はめちゃ仲良しなのである。とにかく何かあるとほっぺをすりすりしてる。

 猫ってすれ違うとき挨拶代わりにこういうことするんだけど(人に対してもするしな)、この2匹はそれが5分に1回ペース、いや2分に1回くらいやってるのだ。

 さすが春だ。特にチャトラの方が積極的。

 こんなである。

ちょっと見てたら、いきなりチャトラが近寄ってゴツン&スリスリ。もうこんな瞬間逃してなるものかとしゃがんだまま撮りまくり。一瞬のチャンスを見逃すな、である(2017年4月 富士フイルム X-T2)

ちょっと見てたら、いきなりチャトラが近寄ってゴツン&スリスリ。もうこんな瞬間逃してなるものかとしゃがんだまま撮りまくり。一瞬のチャンスを見逃すな、である(2017年4月 富士フイルム X-T2)

 チャシロが場所を変えてもすりすりとやってくる。

 この2分後に撮ったのが冒頭写真。背景にピンク(シダレザクラ)と超薄ピンク(ソメイヨシノ)が入ってくれて華やかなので冒頭に持ってこさせてもらった。春らしいですなあ。

 あまりに愛らしいのでこのチャトラとチャシロのカップルだけで4枚も載せてしまった。

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン