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2017年の時計業界を展望!「バーゼルワールド2017」レポート 第4回

MMT社の技術を採用、直径25cm、アルミニウムフレーム

スイス国鉄時計モンディーンが「SBBコネクテッドウォールクロック」開発中だって

2017年03月26日 12時00分更新

文● 飯島恵里子/ASCII

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↑写真の時計は“イメージ”です。コネクテッドウォールクロックのデザインとは、異なります

 ただいま、スイス バーゼルでは世界最大級の時計と宝飾品の見本市「バーゼルワールド2017」が開催中。スイス国鉄のオフィシャルウォッチとして有名なモンディーンは、バーゼルワールドを開催している会場近くで独自に展示会を開催していた。

 会場内では、新作モデルを時計バイヤーやジャーナリストに披露していたが、アスキーが入手した情報によると、なんとスイス国鉄の時計としてアイコニックなモンディーンのウォールクロックを、IoT化するプロジェクトが進行中だとか。

 ご存知の通りモンディーンは、スマホとつながる腕時計「Helvetica 1」をすでに欧米で販売している。この腕時計に搭載している技術を、今度はウォールクロックに組み込もうとしているのだ。

 ウォールクロックがスマホとつながると、欧米などで広く導入されているサマータイム時に、ウォールクロックをいちいち壁から取り外して時刻修正をする手間が省け、Bluetooth経由で自動で時刻が変わるという、大きなメリットがある。さらに、室温を記録しスマホに情報を送る機能も、予定されているという。

 スイス国鉄と同じ針の動き、「ストップ・トゥ・ゴー」機能ももちろん、付いているという。これは、赤いドットの秒針が58秒で1周し、12時位置で2秒間停止、秒針が静止している間に分針が1分ジャンプしてつぎに進み、秒針が再び動き出すというもの。

 このウォールクロックの完成に合わせ「日本でももろもろ発売できるようにがんばる!」と話していた。

 計画中の製品は、MMT社の技術を採用し、直径25cm、アルミニウムフレームだという。発売時期、価格は未定。


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