このページの本文へ

Azure東日本リージョンで障害、約2時間で復旧

2017年03月09日 20時00分更新

文● 羽野三千世/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 3月8日夜に、Microsoft Azureの東日本リージョンでストレージシステムに障害が発生。8日21時42分から23時38分にかけて、東日本リージョンのストレージを使用しているサービスの一部に接続できなくなり、主に国内のユーザーが影響を受けた。

Azureのサービス稼働状況を表示する「Azureの状態」のサイト(3月8日23時頃の状況)。東日本リージョンで一部サービスに「警告」が出た

 東日本リージョンのストレージを活用しているサービスには、Azure App ServiceのWeb Apps、Azure Site Recovery、Virtual Machines、Azure Redis Cache、Azure Storage Data Movement、StorSimple、Azure Logic Apps Service、Azure Media Services、Azure Key Vault、Azure HDInsight、Azure SQL Database、Azure Automation、Azure Stream Analytics、Azure Backup、Azure IoT Hub、Cloud Servicesがある。

 同社によれば、今回の障害は、ストレージのバックエンドシステムに発生した不具合が自己回復できなかったことに起因する。これにより、一部のストレージへの接続要求がリジェクトされ、その影響が他サービスへ波及した。問題が発生したストレージへの接続要求を別のバックエンドノードにリダイレクトする対応によって、すべてのサービスが正常に回復したとする。根本原因は現在調査中で、障害発生から72時間以内に詳細な報告書が発表される予定だ。

■関連サイト

カテゴリートップへ