お手頃価格で入手できるドコモ「MONO」に、SIMフリー機「g07」「SHINE LITE」の3機種を比較しているスマホ定点観測。前回は確実に“安い”ことはわかった。ではその実力は? ベンチマークや文字入力でサクサクとした操作ができるのか確認してみよう。
ドコモの格安スマホ(?)のMONOに
比較的安価なgooとAlcatelのSIMフリー機をピックアップ
ドコモなのに600円台で買える「MONO MO-01J」に、2万円強のSIMフリー機、gooのスマホ「g07」、1万円台のAlcatel「SHINE LITE」の3機種を比較しているが、前回は格安SIMとのセットも考慮すると、トータルでは最安となったg07をリードと見た。端末のスペックも高いので今回のテストにも期待したいところ。まず、そのスペックをおさらいしよう。
MONO MO-01J | gooのスマホ g07 | Alcatel SHINE LITE | |
---|---|---|---|
メーカー | ZTE | コヴィア | TCLコミュニケーション |
本体サイズ |
約69×136 ×8.8mm |
約75.6×152 ×7.9mm |
約71.2×141.5 ×7.45mm |
重量 | 約138g | 約150g | 約156g |
画面サイズ | 4.7型 | 5.5型 | 5型 |
画面解像度 | 1280×720ドット | 1920×1080ドット | 1280×720ドット |
OS | Android 6.0.1 | Android 6.0 | Android 6.0 |
CPU |
1.5GHz+1.2GHz (8コア) |
1.5GHz+1GHz (8コア) |
1.3GHz (4コア) |
ROM/RAM | 16GB/2GB | 32GB/3GB | 16GB/2GB |
メモリーカード |
microSDXC (128GB) |
microSDXC (128GB) |
microSDXC (128GB) |
下り最大速度 | 150Mbps | 150Mbps | 150Mbps |
国内4G対応バンド | 1/3/19/21 | 1/3/8/19 | 1/3/19/26 |
キャリアアグリゲーション | × | × | × |
VoLTE対応 | ○ | × | ○ |
連続通話時間 | 620分(LTE) | 760分(3G) | 390分(LTE) |
無線LAN |
IEEE802.11n (2.4GHz対応) |
IEEE802.11n (2.4/5GHz対応) |
IEEE802.11n (2.4GHz対応) |
カメラ画素数 | 1330万画素 | 1300万画素 | 1300万画素 |
インカメラ | 490万画素 | 800万画素 | 500万画素 |
防水/防塵 | ○/○ | ×/× | ×/× |
ワンセグ | × | × | × |
フルセグ | × | × | × |
FeliCa | × | × | × |
赤外線通信 | × | × | × |
NFC | × | × | × |
Bluetooth | 4.1 | 4.2 | 4.2 |
MHL(HDMI) | × | × | × |
Miracast | × | ○ | × |
SIM形状 | nanoSIM | nano+microSIM | nanoSIM×2 |
バッテリー容量 | 2440mAh | 3000mAh | 2460mAh |
Qi | × | × | × |
生体認証 | × | ○(指紋) | ○(指紋) |
USB端子 | microUSB | Type-C | microUSB |
カラバリ | ホワイト、ブラック | ホワイトパネル、ブラックパネル | ピュア・ホワイト、サテン・ゴールド、プライム・ブラック |
こうして並べられたスペックだけを見れば、g07がワンランク上という印象。ただし大型なので片手操作のテストは不利になりそうだ。そうなると小型のMONOのほうが有利とも考えられる。性能ではやや見劣りするSHINE LITEは5型液晶という標準的なサイズだ。
2つのベンチマークはいずれもMONOがリード!
まずはベンチマークアプリでスコアをチェック。使用したアプリは「AnTuTu」と「3Dmark」。それぞれ3回ずつ使用し、その最高値を掲載している。まずは「AnTuTu」の結果から。
(最高値) | MONO | g07 | SHINE LITE |
---|---|---|---|
AnTuTu | 44567 | 43294 | 27626 |
3D | 7590 | 7325 | 2360 |
UX | 16649 | 18840 | 10806 |
CPU | 15040 | 13153 | 9993 |
RAM | 5472 | 4113 | 4332 |
まずはSnapdragon 617を搭載したMONOがリード。トータルスコアをはじめ、3D、CPU、RAMの値が2位のg07をわずかながらも上回った。ただしg07はUXのスコアがMONOを上回っている。CPUがMediaTek製のクアッドコアと見劣りするSHINE LITEはトータルスコアは他の2機種の半分。RAMの値はg07を上回ったものの、やはりスペックが低い場合、このテストは苦戦する。
次にテストしたのは「3Dmark」。
(最高値) | MONO | g07 | SHINE LITE |
---|---|---|---|
トータルスコア | 395 | 388 | 99 |
グラフィックス | 333 | 328 | 79 |
フィジックス | 1159 | 1095 | 783 |
これまたMONOが3項目ともリード。g07とはやはり接戦だが、常に数値は上。CPU性能からもベンチマークはMONOの勝ちと言ってよいだろう。SHINE LITEもAnTuTuと同じく差を付けられている。
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