さて前回に引き続き、オリンパスのプロ向けフラッグシップ機「OM-D E-M1 Mark II」で撮る猫である。
前回は手ブレ補正が強力だとかAFが速いとかそういう能書きが多かったので、今回は普通にいつものように街で見かけた猫たちを。
冒頭写真は、夕刻、とある神社前で見かけたクロネコ。枯れ葉の上で丸くなってぴくりともしないのである。
ウトウトとしているようで、放っておくと目をつぶってしまうのだが、目をつぶった黒猫の写真ってただのマックロクロスケで何がなんだかわからないので、ときどき声をかけて目を開いた瞬間を狙うのである。
けっこう明るそうに見えるけど、日没寸前のけっこう暗い時間。
次も同じ神社。
境内の片隅で、スマホを構えて座ってるかわいい女子がいたのである。何か撮りたくなるような被写体がいるようには見えず、かといって普通にスマホを使うのにしゃがみ込むような場所じゃない。
これは猫を撮ってるに違いない!
でも、私の立ち位置からは木や草が邪魔をしてよくわからない。そーっと彼女の後ろに回ってみると……猫が隠れてた。
隠れてる猫をよく見つけたなあと訪ねてみると、歩いてる猫のあとを付いてきたらここにきた、という。
相当な猫好きのようで、そのあともしばらく猫と見つめ合っておりました。
よく、カワセミを見たいときはカワセミを探すより、大きなレンズをつけた高そうなカメラで川べりを狙ってる人を探せ、というけれども、猫も時には、猫よりも猫を見つけて撮ってる人を探す方が早いことがあるのだ。
この連載の記事
-
第895回
デジカメ
ニコン「Z50II」はベーシックながら動く猫もしっかり撮れる“ちょうどいい”ミラーレス一眼だ -
第894回
デジカメ
寒くなる折、猫が気持ちよさそうに撫でられてる暖かそうな“ほっこり写真”を集めてみた -
第893回
デジカメ
さすがフラッグシップ! キヤノン「EOS R1」は猫の一番いい瞬間をピシッと撮ってくれた -
第892回
デジカメ
ライカ風の画作りが楽しめる「Xiaomi 14T Pro」 動いてる猫もブレずに撮れて独自のフィルターも効果的! -
第891回
デジカメ
軽くて小さい富士フイルム「X-M5」が登場! いろんな猫をいろんな「フィルムシミュレーション」で撮ってみた -
第890回
デジカメ
プロ向け動画カメラ、パナソニック「LUMIX DC-GH7」の4K動画から一番カワイイ瞬間を切り出した! -
第889回
デジカメ
ズーム操作も快適! 機動力が高い「iPhone 16 Pro」のカメラコントロールで秋の外猫を望遠撮影 -
第888回
デジカメ
予定よりも早く届いた「iPhone 16 Pro」 2倍&5倍望遠や「カメラコントロール」を使って猫撮影 -
第887回
デジカメ
iPhone 16 Pro発売記念! 歴代iPhoneで撮った懐かしい猫写真を発掘【iPhone 7 Plus~15 Pro Max編】 -
第886回
デジカメ
iPhone 16 Pro発売記念! 歴代iPhoneで撮った懐かしい猫写真を発掘【iPhone 3G~6s編】 -
第885回
デジカメ
”猫撮影の基本”第4弾! 室内猫なら1/250~1/500秒、動く猫なら1/1000秒とシャッタースピードをコントロール - この連載の一覧へ