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PC/モバイルで使えるシンプルで音声品質の高いマネージド型Web会議

キヤノンITS、Web会議「IC3」をクラウドサービス化して提供

2017年01月17日 10時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は1月17日、同社が開発/販売する法人向けWeb会議システム「IC3(アイシーキューブ)」のクラウドサービスを発売した。従来からサーバーソフトウェアを販売してきたが、クラウドサービスとしても販売することで、部門やプロジェクト単位での導入など、さらに小規模な導入ニーズに応える。

キヤノンITソリューションズ「IC3」のiPad版アプリ画面(イメージ)。シンプルな操作性が特徴

 IC3は、キヤノンITSが開発する法人向けWeb会議システム。PC、iOS(iPad専用アプリも別途用意)、Androidに対応したクライアントアプリを提供しており、シンプルな操作性と、狭帯域通信時でも途切れにくいすぐれた音声品質を実現しており、海外を含む多拠点間のコミュニケーションを図る製造業、建設業、医療機関などでの採用実績がある。一般的なアプリケーション画面共有のほか、キヤノン製ネットワークカメラを接続し、カメラ映像をWeb会議で共有することも可能。

 これまでIC3は、オンプレミス導入向けのパッケージソフトウェアとしてのみ販売してきたが、顧客企業や販売パートナーからクラウドサービスとしての提供を求める声が強く、今回、キヤノンITS自身がサービス提供を行うことになった。クラウド化で、より小規模な導入や、取引先などとの社内外のコミュニケーションにも利用しやすくなる。

 クラウド版IC3では、最大20端末までの双方向会議、最大60端末までのセミナー形式会議をサポートする。このとき、最大20端末が同時に発話しても音声が途切れず、対面会議のようにスムーズな会話が実現するという。

クラウド版IC3は、最大20端末までの双方向会議(同時発話)をサポート。傍聴する40端末を加えると60端末のセミナー形式会議も可能に

 IC3クラウドサービスの利用価格は、初期費用が10万円から、年額利用料が100万円から(いずれも税抜、同時接続が10端末の場合)。なお、同時接続数に制限はあるが、クラウド上に作成できる仮想会議室の数やユーザーID数には制限がなく、部門ごとやプロジェクトごとに、柔軟な利用が可能。

 なおキヤノンITSでは、IC3の無料トライアルサイトも提供している。

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