充実の機能はZenFone 3 Deluxe?
honor 8はわかりやすく、Moto Zはシンプル
最後に3機種の独自機能や小技を紹介していく
ZenFone 3 DeluxeはDSDS対応のデュアルSIM対応機種。そのため設定を見るとデュアルSIM関連の設定があるので、MVNOを複数使っている人や海外での利用を考えている人はぜひチェックしてもらいたい。通話の録音機能もあり、大事な話をするときには重宝するはず。
画面の色温度、カラーモード設定があり、バイブレーターの振動を着信や通知時で変えられるのも、サイレントで利用する人には便利そう。ジェスチャーや大画面用に片手操作モードもあり。
省電力設定やロック画面の設定、スクリーンショットの設定まで細かく用意されているほか、簡単モードには子ども向け「キッズモード」もあり、ZenFone独自のアプリ、UIなどこれならそうそう飽きないだろうというスマホだ。
honor 8には通信速度の向上や安定が見込める「LINK+」やフローティングボタンをはじめとした「スマートアシスト」など、使ってみたいと思わせる機能が充実。
ブルーライトカットモード、省電力設定、シンプルなホーム画面もある。スクリーンショットのひとつに「スクロールショット」があり、縦に長いページなどを保存するのに便利。ZenFoneほど細かい設定が多いわけではなく、そのぶんひとつひとつの設定変更がわかりやすい。
Moto Zは設定自体は素のAndroidからさほどカスタマイズされておらず標準的な内容。たとえばデュアルSIMの設定を見るとZenFoneよりもシンプルな項目だ。画面、音、省電力設定にも特段工夫は見られない。オプションのMotoModsのための設定はあるものの、外観が個性的なのとは対照的。しかし下手にいじられているよりもわかりやすいかもしれない。
honor 8が3勝目で優勝! コスパの高さが印象的
スタミナ勝負でも1度勝ち、honor 8を3勝目としたい。総合優勝もhonor 8だろう。やはり初回の価格の安さが効いている。それでも他の2機種より勝るシーンも多々あるのだから、本当にコスパが良い機種だ。
一方、1勝に終わったMoto Zはサクサクとした操作性でストレスなく使えそう。そしてMotoModsというオプションを組み合わせる楽しさはほかのスマホとハッキリ差別化できる機能だ。高価とはいえMVNOと組み合わせればキャリアのスマホより安いので、尖った端末が欲しい人はぜひ購入の候補に入れてもらいたい。
ハッキリとした勝利は得られなかったZenFone 3 Deluxeだが、今回のスタミナ勝負のように個別のテストで勝ち星は挙げている。ベンチマークテストこそ苦手だったが、使っていて他の2機種との差はほとんど無い。無印のZenFone 3やより高スペックな5.7型のZenFone 3 Deluxeもあり、au VoLTE対応も考えると、ユーザーのニーズに応えやすい1台と言えそうだ。
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