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顧客にパーソナライズされたサービスを船上で実現

世界的クルーズ会社が船上体験を向上させるウェアラブルデバイスを導入

2017年01月13日 16時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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 1月11日、クルーズ会社のプリンセス・クルーズはCES2017の基調講演で発表されたウェアラブルデバイス「オーシャン・メダリオン」(カーニバル・コーポレーション)の導入を発表した。オーシャン・メダリオンの導入により、顧客ごとのの要望に沿ったサービスが可能になり、これまでバケーション業界では実現し得なかった、よりパーソナルなサービスを顧客に提供するという。

オーシャン・メダリオン・クラスを客室の鍵代わりに利用

 同社の「O·C·E·A·N(One Cruise Experience Access Network)」のサービスで利用できるオーシャン・メダリオンはボタンやメニューがなく、乗船前に要望や好みを登録しておくだけで、顧客に応じたサービスが提供されるという。具体的には入船手続きを迅速化する「オーシャン・レディ」やデバイスを客室の鍵として利用できる「ステートルーム・アクセス」、食事を現在の位置まで届ける「ヒア・アンド・ナウ」。さらにデジタルコンパニオンである「オーシャン・メダリオン・コンパス」を利用することで、好みの飲食の提供や船内の家族の位置のナビゲーションなどが実現するという。オーシャン・メダリオン・クラスは、2017年11月からリーガル・プリンセス、2018年初頭からはロイヤル・プリンセスとカリビアン・プリンセスに順次導入されるという。

オーシャン・メダリオン・クラスを客室の鍵代わりに利用

 カーニバル・コーポレーションの傘下のプリンセス・クルーズは新造船を含む18隻の客船を運航する世界的なクルーズ会社で、。年間200万人の顧客を世界360を超える港に向けて、4泊から111泊までの150におよぶクルーズを運航している。

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