複数拠点のThreatARMORを一元管理できるクラウドサービスとiOS用
イクシアのセキュリティ製品「ThreatARMOR」が新機能追加
2016年12月08日 06時00分更新
ネットワークテスト、セキュリティ製品メーカーのイクシアコミュニケーションズは12月7日、企業ネットワーク防御製品「ThreatARMOR」において2つの新機能追加を発表した。
イクシアのThreatARMORは、企業のインターネットゲートウェイに配置し、サイバー攻撃(マルウェア配布、フィッシング、ボットネットなど)に悪用されているIPアドレスとの通信をブロックする製品。ThreatARMORがあらかじめ「分析する価値のないトラフィック」を排除することで、他のゲートウェイセキュリティ製品(次世代ファイアウォール、IPSなど)のトラフィック負荷を減らすとともに、セキュリティ担当者も無駄なアラートに悩まされずに済む。イクシアのリサーチチームが提供する有害なIPアドレスのリストは、5分間隔で自動更新される。
今回追加された1つめの新機能は、クラウドベースの一元的な管理サービス「ThreatARMOR Central Management」。グローバル/多拠点に展開されている複数台のThreatARMORに対し、ポリシーやインベントリ、デバイスの状態、ライセンス、ブロック処理統計データの管理/ログ収集/レポート機能を提供するもの。ThreatARMORを導入済みの企業は無償で利用できる。
また、iOSデバイス向けの「ThreatARMOR Mobile Application」もリリースされた。ブロックした脅威、トラフィックのスループット、ブロックした接続の位置情報など、ThreatARMORの統計情報をチェックできる。