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ASCII 冬のベストセレクション 2016 第4回

iPhoneのバックアップに安心なワイヤレス無線ドック『APS-WF01J-2』がスゴい!

2016年12月06日 12時00分更新

文● 宮里圭介  編集●ジサトラショータ

提供: パイオニア

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ノートPC&タブレットの強い味方!USB機器がケーブルなしで使えるように

 ここまではiPhoneでの利用を中心に見てきたが、『APS-WF01J-2』の機能はそれだけではない。実はUSB機器を無線化し、Windows OS搭載のPCからケーブルなしで利用できるようにしてくれるのだ。なお、この機能を使うにはPC側へ『PioneerWirelessConnect』のインストールが必要となる。付属のCD、もしくはウェブページからダウンロードしてインストールしておこう。

 まずは『APS-WF01J-2』とPCをWi-Fiで接続するが、PCから使う場合はインターネットへの接続と両立しておきたいので、STモードを使うといいだろう。この状態で『PioneerWirelessConnect』を起動すると、「ワイヤレスデバイス」に何も接続されていない状態となっているのがわかる。ここで『APS-WF01J-2』にUSB機器を接続すると、しばらくしてUSB機器がワイヤレスデバイスに表示されるはずだ。

 この表示されたUSB機器をダブルクリックすると接続可能となり、通常のUSB機器を接続したのと同じような動作になる。例えばHDDであればエクスプローラーに表示されるので、中のファイルへとアクセスできるか確認してみよう。

『APS-WF01J-2』とUSB機器を接続すると、「ワイヤレスデバイス」として認識される。

ここでUSB機器をダブルクリックすると「接続しますか?」という確認画面が表示される。『OK』をクリックしよう。

これだけでUSB機器の接続は完了だ。エクスプローラーを開くと、HDDがEドライブとして認識されているのがわかる。

 なお、複数のPCに『PioneerWirelessConnect』をインストールしておけば、USB機器の同時利用はできないものの、切り替えての利用が可能だ。ケーブルを差し替えるかわりに、『PioneerWirelessConnect』で利用するPCを切り替えるというイメージだろうか。

 『APS-WF01J-2』にはUSBポートが1つしかないため、基本的にUSB機器は1つしか無線化できない。しかし実は、USBハブを使うことで裏技的に複数の機器を無線化できる。ただし、バスパワー動作のハブだと電力が足りずに動作しないことがあるので、別途給電可能なハブを使うほうが無難だ。

 PC側からは通常のUSB機器の接続と同様に扱われるため、利用できるUSB機器はかなり多い。HDDやUSBメモリーはもちろん、光学ドライブ、マウス、キーボード、ゲームパッド、スキャナ、プリンタ、USBオーディオなどが利用できる。手元にあったのいくつかのUSBデバイスを試してみたが、ほとんどが動作した。ただし多少の遅延があるため、USBオーディオを使った動画視聴では音のズレが起こるし、ゲームコントローラーなど高速応答性が求められる用途では厳しいシーンもある。また、ウェブカメラは認識して接続までできたが、利用しようとすると切断されてしまった。利用するUSBハブの種類や一部機器の相性によっては、うまく動かない場合もあるようだ。

接続機器が増えるほど認識に時間がかかるため、さすがにこれはやりすぎ。最大でも4台程度にしておきたい。

USBハブを使い、HDD、BDドライブ、ウェブカメラ、USBサウンドを接続してみたところ。すべてPCへと接続できている。

 専用の接続ソフトが必要になるとはいえ、USB機器を無線化できるというのは思った以上に便利。とくに最近のノートPCはUSB Type-Cしかないといった場合もあるので、アダプターを使わずにUSB機器が接続できるので重宝する。また、ケーブルに縛られずにすむため、家の中を自由に持ち歩きまわれるのもうれしい。

USBスピーカーはiPhoneからも使える!

 USB機器の無線化は基本的にPCからしか利用できないが、実はDACを内蔵したUSBスピーカーだけはiPhoneからも利用ができる。『APS-WF01J-2』にUSBスピーカーを接続し、『Wireless Hi-Res Player ~Stellanova~』を起動するだけで自動で認識。出力先のスピーカーとして選択してくれる。

USBケーブル1本でPCからスピーカーとして認識されるのが、DAC内蔵のUSBスピーカー。電源だけUSBから取得するものは使えない。USBサウンドアダプターなども利用可能。

『設定』から、USBオーディオとして認識されていれば、iPhoneからの再生音をUSBスピーカーから鳴らすことができる。

右上の『Output』が切り替わっているのがわかるだろう。ここをタッチすると、内蔵スピーカーとUSBスピーカーを交互に切り替えられる。

 とはいえこちらもすべてのDAC内蔵スピーカーが動作するわけではなく、機器によってはアプリがフリーズしてしまったり、音が出ないといったこともあった。確実に動作する機器が知りたければ、パイオニアのウェブサイト上に掲載されている『USB機器 動作確認一覧』をチェックしてみるといいだろう。

提供:パイオニア

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