秋の最新ミラーレス一眼を紹介する本特集。3回目はキヤノンのミラーレス一眼最新モデル「EOS M5」を紹介する。11月下旬に発売予定で、ボディーのみの予想実売価格は12万円前後だ。
小型ボディーにEVFを内蔵! “プチ一眼レフ”的な外観に
本体サイズは幅115.6×奥行き60.6×高さ89.2mm、重量はバッテリーとメディア込みで約427g。装着しているレンズは同時発表された「EF-M 18-150mm F3.5-6.3 IS STM」
同社の一眼レフ「EOS」シリーズを彷彿とさせる外観ながら、ボディーはとてもコンパクト。まるで“プチ一眼レフ”的な印象となったEOS M5だが、その最大の要因は中央上部のいわゆる軍艦部だろう。ここにはストロボとEVFが内蔵されている。
撮像素子はAPS-Cサイズ。レンズマウントに向かって左下にあるボタンはEVF使用時に背面モニターでピント位置を指定する「タッチ&ドラッグAF」の切り替えボタン
EVFはレンズ光軸上にある。背面モニターは3.2型(約162万画素)。EVF使用時にタッチパッドとしてフォーカスを指定できる。背面側にも回転するホイール形状のインターフェースがある
これまでの「EOS M」シリーズは、EVFを内蔵しておらず、撮影はコンデジスタイルで行なうのが基本だった。
しかし、EOS M5ではEVFを内蔵することで一眼レフスタイルでの撮影も可能となり、ファインダーを覗いて撮りたいというハイエンドユーザーでも使いやすくなった。
従来モデルの「M3」でも外付けのEVFを利用することができたが、別売りであり、装着するとコンパクトさとスマートさが損なわれる感じだった。
M5では一体でデザインされ、アイレベルでの撮影でもコンデジのように背面モニターを使った撮影のどちらでも違和感なく使えるようになっている。
本体上面。左にはモードダイヤルがあり、右にはシャッターボタン周りと背面に近い側とで2つのコマンドダイヤルが備わる
操作系はM3よりもダイヤル中心となり、アナログ的な操作がしやすくなっている。シャッターボタン周りには電子ダイヤルが備わり、それとは別に上面にサブ電子ダイヤルが用意されている。また右手側の肩には露出補正ダイヤルが備わっている。

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