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格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す! 第62回

朝昼晩で高速な通信速度を維持! LINEモバイルを試してみた

2016年10月20日 12時00分更新

文● 正田拓也

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手元に届いた「LINEモバイル」のSIM

手元に届いた「LINEモバイル」のSIM

 格安SIMに乗り換えの際、障害になることがある。LINEなどで年齢認証ができないという問題だ。

 大手キャリアのアカウントで登録を行なえば、アカウント情報の照会で年齢認証ができるのだが、格安SIM事業者のメールアドレスではそれができないのが現状。

 しかし、ここにきてLINEの年齢認証ができる格安SIMが登場した。「LINEモバイル」だ。

一部SNSカウントフリーを備える格安SIM

 年齢認証が特徴と書いたが、LINEモバイルの特徴はもうひとつ。LINE、Twitter、Facebookの主要機能で通信量がカウントされない「コミュニケーションフリープラン」があることだ。

 月間3GBで月額1110円(税別)から。3GBで900円(税別)という格安SIMの相場のようなものからすると高く見えるかもしれないが、これはSMS機能付きの金額ということと、カウントフリー機能があり、実際にはもう少し多い容量が利用できることを考慮すれば、使い方によっては割安、ということになる。

 月間容量は3GB、5GB(1640円)、7GB(2300円)、10GB(2640円)が用意され、音声通話付きプランはそれぞれにプラス580円加わる。

 また、このほかに月間1GBで月額500円の「LINEフリープラン」がある。LINEフリープランにはSMS機能は付いていないが、LINEの通話やトークがカウントフリーで使えることが特徴で、1GBを使い切ってもLINEだけは高速通信を維持することが特徴となる。

 LINEフリープランはプラス120円でSMS付きにでき、さらにプラス580円で音声通話付きにすることが可能。

 月間1200円+ユニバーサルサービス料+消費税の1299円を払うだけで携帯電話の電話番号と、少しのインターネット、LINEの通話やトークが使い放題という回線が手に入るのは非常に魅力的だ。

 LINEのトークや通話と少しのネットだけでいいならユニバーサルサービス料や税を入れて月額たった543円。データだけならSMSも音声通話もないので従量部分がなく、誤って高額になる恐れがまったくない。子供に持たせるスマホの回線にも適している。

 しかも、音声通話を付けなければ解約手数料はかからない(音声通話付きの12ヵ月以内の解約は1万584円かかる)。必要がなくなったときに追加費用なしでやめられる。

加入手続きはウェブのみだがSIMの到着は速い

手続きした次の日にはSIMが届いた

手続きした次の日にはSIMが届いた

 LINEモバイルに加入するには、現在のところウェブサイトからの申込みに限られる。すぐ加入したいと思ってもすぐにSIMカードを発行してくれるお店はない。

 そのかわり、比較的にすぐに発送してくれるようで、筆者が10月初旬に申し込みしたときは、朝のうちにネットで手続きしたところ、その日のうちに発送され、翌日には手にすることができた。

 ネットで加入した際にもう少しかかる格安SIMもあるだけに、なかなか迅速と言えよう。ただ、混雑具合で日数は変わる可能性があるため今後、どのようになるかはわからない。

 加入にはクレジットカードかLINE-Payカードが必要になる。LINE-Payカードは申込みが必要なプリペイドタイプのカードで、クレジットカードに近い使い方ができるもの。コンビニなどで売っているLINEのプリペイドカードとは完全に別のものなので注意が必要だ。

 ネットのみのため、初期費用は3240円かかり、ここに値引きの余地はない。他の格安SIMで家電店などで売られる「SIMカードパッケージ」なら、ポイントが付いたり、店独自の値引きがあることもあるだけに、すぐ手に入らない上にここは少し残念なところだ。

 宅配便で到着したSIMは、最近のドコモのネットワークの格安SIMでは当たり前となった真っ白なSIMカード。これにLINEのイメージカラーであるグリーンの台紙と、データ通信ができるようになるまでの説明書が入っている。

登録の際の利用コードは後で必要になるので注意

登録の際の利用コードは後で必要になるので注意

 対応するスマートフォンがあれば、すぐに使いはじめられる。なお、申込みの際のLINEモバイルのログインIDやパスワードはLINEの年齢認証など連携サービスに必要なので、忘れないようにしておく必要がある。

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