魚売りと猫……都会とは思えない風景
さて、のんびりと散歩の続き。地図を見ながらふらふら史跡を回っていると、狭い路地からそっと顔を出し、道を渡り、とことこと歩いて行く白黒のトラを発見。
歩く動きが速いのでちょっと声をかけたら一瞬振り向いてくれた。きりっとした顔の地域猫。ちょっとおなかが出てるように見えるのは見なかったことに。
近くのお寺に入り、階段の上で止まり、軽く鳴いたかと思うととことこと一目散に。
よく見ると、どうもいつも世話をしてくれるおばあさんがいたようだ。
日が傾き、ちょっと涼しくなってきたので猫も顔を出しはじめたんだろう。でも数年前ならもっと多くの猫に出会っていたはずで、ちょっと寂しい。
では帰るかと歩いていると、とあるお寺で猫が近くにいますよサインを発見。
まあ、猫用とおぼしき飲み水の容器が置いてあったからなんだが、その辺にいるかなと見渡すと、いた。
じーっと道路脇で座ってる。
そっと近づいて顔のアップを撮っても、逃げるでも近づくでもないく、そこでじっとしてる動かない。
目元がかわいい猫だ。
でもなぜじっとそこに座ってるのか。
答えはこちら。
ここに写っているトラック、実は魚を売りに来てたのだ。
この猫、それが気になってしょうがないのである。
魚を求めてやってきた近所の方々もよく知っているようで、「今日もいるわね」って感じで気にしてない。
車でやってくる魚屋さんと買い物にくる近所のおばさまとおこぼれを狙う猫。
都会とは思えない光景がなかなかよい感じである。
そうこうしているうちに日も暮れて暗くなってきた。
猫撮影タイムは終わりってことで、駐車場を横切るちょびひげハチワレが最後。
こちらに近寄ってくるのでしゃがんで構えたら、トトトトトッと目の前を横切っていっただけなのであった。
まあそういうもんだよね。猫だからね。
でもちょびひげが愛らしかったのである。
それにしても、やはり背景がきれいにボケる明るいレンズって、重たくてもよいですなあ。
レンズ交換式のカメラって、どんなレンズをつけるかで写りがまったく変わるもの。カメラ本体よりレンズの方が重要なのだ。高性能なレンズはおしなべて大きくて重くて高価なのが悩ましいところなのだけれども。
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筆者紹介─荻窪圭
老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/

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