ハギワラソリューションズは9月23日、USBメモリータイプの組み込みOSのリカバリー専用メディア「RecoveryUSBメモリ」を発表した。9月下旬発売予定。
RecoveryUSBメモリは、組み込みOSのリカバリーメディアに最適だという。USBメモリーがベースとなっているため、 DVDメディアより大容量でありながら小型で高速化。さらにDVD/CDドライブを内蔵していない小型のPCでも、USBポートさえあれば使用可能だ。
最大容量が32GBの大容量で、DVDメディアと比較しておよそ7倍の容量となる。複数枚のDVDメディアを交換する手間もなく、またUSB3.0の高速なデータ転送速度で、リカバリー時間も短縮できるとのこと。
MLCタイプのNANDフラッシュメモリーを搭載。データの書換耐性やデータの保持性能に優れ、長期間安心して使用できるという。さらにフラッシュメモリーは信頼性が高く、品質面でも定評があるという東芝製を採用している。
RecoveryUSBメモリは、リカバリーディスクとして使用する、ライトワンスの「RecoveryUSB-R」と、リカバリーデータの検証を目的とした書き換えが可能な「RecoveryUSB-RW」の2モデル(各8GB・16GB・32GB)を用意。いずれも専用のソフトウェアを使って書き込みができる。
専用のソフトウェアは、ダウンロード版なら無償で利用できるリカバリーデータ書き込み用ソフトウェア「RecoveryUSB Writer」と、ログの保存機能や、最大8台への同時書き込み、データを繰り返し書き込むことなどが可能な有償の「RecoveryUSB Kitting Tool」を用意している。
RecoveryUSBメモリの主な仕様は、対応PCが、PC/AT互換品でPentium4 1GHz相当以上のCPUを搭載したPC、USBインターフェースを搭載したPC、USBインターフェースはUSB3.0、動作電圧は5.0V±5%、サイズはおよそ幅17×奥行き62.1×高さ10mm。価格はそれぞれオープン。