ズバッと解決! Windows 10探偵団 第163回
「システムの復元」が無効になっていないか念のためチェック
Windows 10で「システムの復元」が利用できないのはなぜ?
2016年09月14日 09時00分更新
Windows 10の最新情報を常にウォッチしている探偵・ヤナギヤが、Windows 10にまつわるギモンに答える本連載。
基本技から裏技・神技、最新ビルドのInsider Previewの情報まで、ドド~ンと紹介します。
調査依頼
Windows 10でシステムの復元が利用できないのはなぜ?
「Windows 10の動作がおかしくなったときは、システムの復元をやってみる、と書いてあったのでやろうとしたらできない」という相談をよく聞く。エラーメッセージにも書いてあるが、多くの場合は、単に「システムの復元」機能を無効にしているケース。「システムの復元」はバックアップ機能の一つなので、有効にしていなければ利用できない。もちろん、復元したいときにあわてて有効にしても意味はない。普段から有効にしておき、システムにバックアップを取ってもらう必要がある。
システムの復元を有効にするには、コントロールパネルからシステムのプロパティを開き、「システムの保護」タブから設定する。復元ポイントを保存するストレージの領域を設定することもできる。初期設定のままでいいが、空き容量によって増減してもいい。復元ポイントは、アプリをインストール・アンインストールするときなどに自動的に作成され、領域がいっぱいになれば古いモノから消されていくので要注意。
システムの復元が有効になっているのにエラーが出ることもある。復元先のストレージに空き容量が足りない場合は、不要なファイルを削除して対応すればいい。アクセス権がないといった表示が出る場合は、クリーンブートして試してみる。新しいアカウントを作成して試すのもいい。
「0x80070005」エラーが出る場合は、セキュリティアプリが原因。停止してチャレンジし、改善されない場合は完全に削除しよう。もちろん、復元後はセキュリティソフトをインストールしてOKだ。
これでズバッと解決!
システムの復元が無効になっているケースが多いので設定をチェック。その他、容量不足やセキュリティアプリが原因になっていることもある
Windows 10探偵団は毎週、月・水の午前9:00、日曜日の12:00に更新します。お楽しみに!
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