「Galaxy Note 7」の発売日は8月19日。これはグローバルで統一のようです。昨年の「Galaxy Note 5」は台湾などでフライング気味に先に発売されましたが、今回の販売日は厳密。
と言いつつ、Galaxyの母国・韓国では、予約者に対し8月16日から先行出荷が始まったとのこと。日本と同様にキャリア販売が基本の韓国で、その8月16日に本体は買えないものでしょうか? ソウル市内をいくつか回ってチャレンジしてみました。
まずはショッピングモールやキャリアショップを訪問
発売日直前のソウル市内はNote 7の広告も目立ちます。ソウル最大級のショッピングモール、COEXモールにあるショールーム「Galaxy Zone」前の広場もNote 7のデモコーナーが設営され、平日にも関わらず多くの人が詰めかけていました。
これが諸外国ならその場で「このNote 7をひとつ買いたいのですが」と即座に購入できるのですが、ここ韓国ではキャリア契約販売が基本です。
サムスンのショールームや専門店、一部のキャリアでは契約せずに端末を売ってくれる場合もありますが、韓国はすでにSIMロックは廃止されており、キャリアで買ってもSIMフリーなので他国のSIMを入れて使うこともできます。
しかし、さすがに最新モデル。いくつかのキャリアのお店を訪問してみましたが「単体売りは無し」そして「19日からの発売」。ということで、キャリアルートでの入手はアウト。
サムスンの旗艦店に望みをたくす
ということで、ソウル、いや韓国の旗艦店とも言えるカンナム駅直結の「サムスンデライト(Samsung d’light)」ショップへ行ってみました。もしかしたら、ここでならNote 7を購入できるかも?
ショップに入ると、壁側のアクセサリーコーナーには「Note 7」の表示が! 19日の本発売前に、すでにアクセサリは販売されているんです。
しかも、ニューヨークの発表会で展示されていたケース類はすべてが並べられています。Note 7本体と同時に純正ケースが選び放題だなんて、これはうれしい配慮です。
過去に「Galaxy S7 edge」などで、日本語が使えなかったQWERTYキーボードカバーのNote 7用もさっそく販売されています。
今度こそ使えるのか? 使えなくてもいつかは対応するのか? 淡い夢に終わってしまうかもしれませんが、買わないことには日本語対応の可否がわかりません。これは思わず買ってしまいました。
そして高品質なレンズを使った望遠レンズと広角レンズを取り付け可能なレンズカバーも売られていました。Galaxy S7/S7 edge用は本体発売からだいぶ遅れてしまい「本当に出てくるの?」とやきもきしましたが、Note 7ならこれもすぐに購入可能。
レンズカバーは筆者もS7 edgeで使っていてその実力に感動しているのですが、このNote 7用も買ってしまいました(笑)。なお、レンズそのものはS7/S7edge/Note 7で一緒。レンズだけと、レンズを付けるカバーだけの別売もぜひしてほしいものです。
予約はできるけれど……
ついついアクセサリを買っちゃいましたが、肝心のNote 7本体はどうなんでしょう? アクセサリーを買うついでに聞いてみたところ、やはり「今日はキャリアの予約受付のみ」とのことで、購入は不可。ダメでした。
店内の契約カウンターでは、Note 7の予約を受け付けているようでした。書類にサインして手ぶらで帰る人がいたので、今日は予約だけなのでしょう。
「みんなの受け取りは19日なのかな」と思ったのですが、よーく見るとNote 7本体を受け取っている人もいたような……もしかしたら、キャリアの事前予約は16日発送ですが、ここで予約(要キャリア契約)した場合は、本日受け取れたのかもしれません。
もしも、本体が買えても韓国の価格は元々が割高なので、ここは大人しく他国での販売を待つことにして、店内をちょっと徘徊してみました。
ここは純正アクセサリーや周辺機器がひと通り売られているのですが、日本ではS7 edgeのオリンピックエディションにしか付属しない、超小型のBluetoothヘッドセット「Gear IconX」が3色そろって絶賛発売中。技適うんぬんがあるので日本での正規販売を期待したいものです。
豊富なアクセサリーは日本でも出て欲しい
フリップケースは透明タイプやLED内蔵、そして標準の四角い窓のもの、さらにスタンドタイプとバリエーションも多数。レザーケースの質感はなかなかいいし、手軽に装着できるクリアケースまで用意されています。
Note 7は日本でも冬モデルとして、おそらく登場するでしょうが、これらのアクセサリーも全部、日本で発売してほしいものです。個人的にはキーボードとレンズカバー、この2つはぜひともお願いします!

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